
プレ男エリア51って、アメリカ政府が宇宙人やUFOをかくしてる基地なんでしょ?

メル美本当に秘密の基地なら、なにをしていたのかは気になるね。
こんにちは、Dr. Taro です。 「都市伝説にマジレス」、今回はエリア51です。CIA(米中央情報局)の公式サイトと、CIAの機関誌に載った論文をもとにまとめました。
CIAの答え:「宇宙人はいない」
- CIAは公式サイトの記事で、「エリア51をめぐる、この50年以上の空想的なうわさの多くは本当ではない」とし、「地下に宇宙人はいないし、格納庫に空飛ぶ円盤もない」と答えています
- そして、「本当の歴史も、同じくらいなぞめいていて、すばらしい」と続けています
エリア51の正体:秘密の偵察機の試験場
- CIAによると、エリア51(「グルーム・レイク」「パラダイス・ランチ」などの呼び名もある)は、CIAの超秘密の偵察機、U-2とA-12(OXCART)の秘密の試験場で、パイロットの訓練場でした
- ネバダ州ラスベガス郊外の砂漠の、干上がった湖の跡にあります。CIA、アメリカ空軍、軍需企業ロッキードがいっしょに働いていました
- 秘密を守るため、行き来はおもに飛行機。カリフォルニア州バーバンクとのあいだを毎日シャトル便が飛んでいました
- 「エリア51」は、地図の上での区画の番号です。人里はなれた場所に来てもらえるよう、ロッキードの技術者ケリー・ジョンソンが「パラダイス・ランチ(楽園の牧場)」と呼び、働く人たちは自分たちを「牧場の働き手」と呼んだそうです

メル美砂漠の秘密基地を「楽園の牧場」って呼んでたんだ!
うっかり初飛行したU-2
- CIAの記事によると、1955年8月1日、ロッキードのテストパイロットが、U-2で地上を高速で走る試験をしていたところ、うっかり浮き上がってしまいました。「飛ぶつもりはまったくなかった」と本人は振り返っています
- これがU-2の非公式の初飛行とされ、正式な初飛行は数日後の8月4日でした
- 後継機のA-12も、1962年4月25日にここで初めて試験飛行をしています
UFO目撃の半分以上は「偵察機」だった
CIAの機関誌『Studies in Intelligence』に載った論文(1997年)には、こう書かれています。
- U-2は、約6万フィート(約1万8千m)の高さを飛べました。当時、旅客機の多くは1万〜2万フィート(約3千〜6千m)を飛んでいました
- そのため、U-2の試験飛行が始まると、旅客機のパイロットや管制官から、UFOの目撃報告が大きく増えました
- 初期のU-2は銀色(のちに黒くぬられた)で、とくに日の出や日の入りのころ、太陽の光を反射して、下からは燃えるような物体に見えたといいます
- U-2やA-12の計画にかかわったCIAの人たちの見積もりでは、1950年代後半〜60年代のUFO報告の半分以上は、アメリカ上空を飛ぶ有人偵察機(おもにU-2)によるものでした

プレ男UFOの正体は、秘密の偵察機だったのか!
陰謀論が生まれた理由も、秘密にあった
- 同じ論文によると、空軍は、秘密の計画を守るため、こうした目撃を氷の結晶や気温の逆転などの自然現象で説明しようとし、本当の原因を公表しませんでした
- 論文は、これが誤解を招く、だますような発表につながり、のちの陰謀論や「かくしている」という論争に油を注いだと書いています
- つまり、「宇宙人はいなかった」けれど、「政府が何かをかくしていた」こと自体は本当だったのです

エリア51は、CIAの偵察機U-2やA-12の秘密の試験場でした。CIAは、1950年代後半から60年代のUFO報告の半分以上は、これらの偵察機によるものだったとしています。
まとめ
- CIAの答え:エリア51に宇宙人も空飛ぶ円盤もない
- 正体は、U-2やA-12など、CIAの秘密の偵察機の試験場
- U-2は約1万8千mを飛び、銀色の機体が光って見えた。1950年代後半〜60年代のUFO報告の半分以上は偵察機
- 空軍が本当の原因をかくしたことが、陰謀論のもとにもなった
- ほかの都市伝説は、ロズウェル事件、アポロの月面着陸もどうぞ
参考文献
- Central Intelligence Agency. Ask Molly: What Really Went on at Area 51?. https://www.cia.gov/stories/story/ask-molly-what-really-went-on-at-area-51/ (閲覧日:2026年10月1日)
- Central Intelligence Agency. Area 51 and the Accidental Test Flight. https://www.cia.gov/stories/story/area-51-and-the-accidental-test-flight/ (閲覧日:2026年10月1日)
- Haines GK. A Die-Hard Issue: CIA’s Role in the Study of UFOs, 1947-90. Studies in Intelligence. 1997;1(1).(全米科学者連盟のサイトに掲載された本文で確認)https://sgp.fas.org/library/ciaufo.html (閲覧日:2026年10月1日)
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