男磨きOWNER'S MANUAL

PART 05 / SYSTEMDOC. M-05-12

化粧水の成分表示に「エタノール」と「セチルアルコール」。同じアルコール?エタノールはスーッとする揮発性の成分、セチルアルコールは固形の油分で別もの。保湿のグリセリン(水溶性)とエモリエント剤(油溶性)の役割も【日本化粧品工業会】

PART05 習慣DATE2026年10月12日
SOURCES2 件CHECK医師 監修

男性用の化粧水や乳液の裏にある全成分表示。日本化粧品工業会によると、化粧品で「アルコール」とよぶのはエチルアルコールのことで、成分表示では「エタノール」と書かれます。皮脂や汚れを浮かせてふき取る、蒸発するときに熱をうばってスーッとした使い心地を出す、溶けにくい成分や香料を溶かす、といった目的で入っています。一方、「セチルアルコール」「ステアリルアルコール」「ベヘニルアルコール」は固形の油分、「フェノキシエタノール」は防腐剤で、名前は似ていてもエタノールとは別の成分です。保湿では、水分をかかえこむ水溶性のグリセリンや尿素など(ヒューメクタント)と、肌の表面で水分の蒸発を防ぐ油溶性の成分(エモリエント剤)をバランスよく組み合わせています。

目次
  1. 化粧品の「アルコール」=エタノール
  2. 名前が似ている別の成分
  3. 保湿の2つのはたらき
  4. まとめ

プレ男アルコールが入ってない化粧水を選ぼうと思ったら、「セチルアルコール」って書いてあった。これもアルコール?

メル美日本化粧品工業会によると、名前は似てても、エタノールとは別の成分なんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は化粧品の成分表示の「アルコール」と保湿成分です。日本化粧品工業会の「化粧品に使われるアルコール」と「保湿とエモリエント」をもとにまとめました。

化粧品の「アルコール」=エタノール

入っている目的

目的 内容
ふき取る ふき取り化粧水などで、肌に残った皮脂や汚れを浮かせて取りのぞく
爽快感 蒸発するときに熱をうばうので、使ったあとスーッとする
溶かす 水や油に溶けにくい成分、香料、色素を均一にまぜる

名前が似ている別の成分

成分表示の名前 正体
セチルアルコール(セタノール)、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール 固形の油分。製品を固めたり、とろみをつけたり
イソステアリルアルコール 液状の油分。肌をやわらかくするエモリエント剤や乳化剤
フェノキシエタノール 防腐剤

プレ男セチルアルコールは油分なのか。名前だけじゃわからないね。

保湿の2つのはたらき

性質 成分の例
ヒューメクタント 水溶性。吸湿性が高く、肌に水分を与えて乾燥から守る グリセリン、乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、尿素
エモリエント剤 油溶性。肌の表面になめらかにのびて、水分を蒸発させない 天然油脂、脂肪酸エステル、ラノリン、リン脂質など

化粧品の成分表示で「アルコール」とつく成分でも、エタノールとセチルアルコールなどは別の成分です。名前だけで判断せず、表示をよく見てみましょう。

「医薬部外品」の表示は洗顔料の「医薬部外品」ってなに?、化粧品の保管は化粧水や整髪料に使用期限がないのはなぜ?へ。

プレ男スーッとするのが苦手なら、成分表示で「エタノール」を探せばいいんだね。

メル美保湿成分の名前も、少しずつ覚えていこう。

まとめ


参考文献

  1. 日本化粧品工業会. 化粧品に使われるアルコール. https://www.jcia.org/user/public/knowledge/glossary/alcohol (閲覧日:2026年10月12日)
  2. 日本化粧品工業会. 保湿とエモリエント. https://www.jcia.org/user/public/knowledge/glossary/moisturizing (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。