この記事は、小網神社の公式サイトの説明で確かめた内容です。ご利益は、神社の説明として紹介するもので、効き目を約束するものではありません。参拝の決まりや受付の状況は変わることがあるので、お出かけの前に公式サイトをご確認ください。
ご祭神
公式サイトによれば、ご祭神は
- 倉稲魂神(うがのみたまのかみ。お稲荷大神)
- 市杵島比賣神(いちきしまひめのかみ。弁財天)
- 福禄寿(ふくろくじゅ)ほか
網にかかった稲穂の翁
- 武蔵国豊島郡入江のあたりに、観世音と弁財天をまつる萬福庵という庵がありました。恵心僧都の開基と伝えられ、公式サイトは「今からおよそ一千年前」としています
- 文正元年(1466年)、庵のまわりで悪疫がはやり、人々は困りはてていました。そこへ、網師の翁が、海で網にかかった稲穂を持って庵をおとずれ、数日をすごします
- ある夜、恵心僧都が庵主の夢枕に立ち、網師の翁を稲荷大神とあがめれば、村の悪疫は消えると告げました。夜が明けると、翁の姿はありませんでした
- 庵主は村人たちに託宣を伝え、翁を小網稲荷大明神とたたえて神社を創建し、祈願をつづけます。まもなく悪疫はしずまった、と伝えられています
- 領主の太田道灌(持資)もこの御神徳を聞いて参詣し、土地を寄附した、と伝えられています。慶長年間(1596〜1615年)には、周辺が「小網町」と名づけられ、氏神としてあがめられました
「強運厄除の神さま」
公式サイトは、つぎのような話を伝えています。
- 関東大震災(大正12年9月1日)で旧社殿は倒壊しましたが、当時の宮司が御神体を抱えて近くの新大橋に避難し、そこへ避難してきた大勢の人々にも混乱がなく、新大橋も落ちずに、多くの人が助かったといわれている
- 第二次世界大戦のとき、出征奉告祭で御守を受けた氏子の出征兵士が、全員生還した
- 昭和20年3月10日の東京大空襲の際、社殿を含む境内の建物は、戦災をまぬがれた
- こうした由緒から、「強運厄除の神さま」としてあがめられている、と公式サイトは書いています
昭和4年の社殿と「昇り龍」「降り龍」
- 現在の社殿・神楽殿は、大正期の明治神宮造営の工匠長・内藤駒三郎の宮大工一門によって、昭和4年に造営されました
- 戦禍をまぬがれ、いまは日本橋地区に残る「唯一の戦前の木造神社建築」とされています
- とくに、向拝にほどこされた「昇り龍」と「降り龍」の彫刻は、「強運厄除の龍」として拝されています
- 社殿・神楽殿などは、中央区の文化財に登録されています
- 本殿の向かって右には、孝行息子の思いが滝の水を酒に変えたという話に由来する「養老の滝」の彫刻もあります
東京銭洗い弁天
- 境内の弁天さま(市杵島比賣神)は、もとは同じ境内にあった寺に安置されていたもので、明治の神仏分離のあと寺が廃絶したため、明治2年(1869年)に神社に遷されました。お舟に乗っておられることから、「萬福舟乗弁財天」(まんぷくふなのりべんざいてん)と呼ばれます
- 社殿の向かって左の「銭洗いの井」で金銭を清め、財布などにおさめておくと財運を授かるとされ、「東京銭洗い弁天」とも呼ばれている、と公式サイトは書いています
- 毎年10月28日には、萬福舟乗弁財天の大祭がおこなわれます
- 鳥居をくぐって左には、福禄寿の像。日本橋七福神の一柱で、「福徳」「人徳」「財徳」などの徳を授ける神様とされています
ご祈祷と参拝のマナー
- 公式サイトによれば、ご祈祷はすべて予約制。予約の受付方法や状況は公式サイトやSNSで案内されています
- 「除霊」や各種「供養」など、神社神道の教学に合わない趣旨の祈祷は断る場合がある、とも書かれています
- ご祈祷を受けるときは、靴下またはストッキングの着用が必要とされています
アクセス
公式サイトの案内では、
- 東京メトロ日比谷線「人形町」駅 A2出口から徒歩5分
- 都営浅草線「人形町」駅 A5出口から徒歩7分
- 東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅 8番出口から徒歩10分
- 東京メトロ東西線「茅場町」駅 10番出口から徒歩15分

小網神社の公式サイトは、関東大震災や東京大空襲の際の話などの由緒から、「強運厄除の神さま」としてあがめられていると説明しています。昭和4年造営の社殿の「昇り龍」「降り龍」は、「強運厄除の龍」として拝されています。
まとめ
- 小網神社は東京・日本橋小網町。ご祭神は倉稲魂神、市杵島比賣神、福禄寿など
- 文正元年(1466年)、網にかかった稲穂を持ってきた翁を稲荷大神とあがめて創建と伝わる
- 震災・出征・空襲の話から「強運厄除の神さま」
- 昭和4年造営の社殿は、日本橋に残る唯一の戦前の木造神社建築。「昇り龍」「降り龍」
- 「銭洗いの井」から「東京銭洗い弁天」。10月28日は弁財天の大祭
- ご祈祷は予約制
- 東京の神社は神田明神、東京大神宮、湯島天満宮もどうぞ
参考文献
- 小網神社. ご祭神/ご由緒. https://www.koamijinja.or.jp/history/ (閲覧日:2026年10月12日)
- 小網神社. 境内のご案内. https://www.koamijinja.or.jp/precinct/ (閲覧日:2026年10月12日)
- 小網神社. ご参拝・ご祈祷. https://www.koamijinja.or.jp/visit/ (閲覧日:2026年10月12日)
- 小網神社. 交通アクセス. https://www.koamijinja.or.jp/access/ (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。