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ハイ男オレはそろそろ40歳が見えてきたけど、婚活では年下の人のほうが人気かなと思ってて。

アソ美わたしは、うんと年上の人もアリだと思ってる。でも、年の差がある夫婦って、そのあとどうなんだろう。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、夫婦の年の差と、結婚の満足度を調べた研究です。2018年に学術誌 Journal of Population Economics に載った、オーストラリアのディーキン大学のリー(Lee)とアメリカのコロラド大学のマッキニッシュ(McKinnish)の論文「The marital satisfaction of differently aged couples」の原文をもとにまとめました。
日本の夫婦の年の差は、「年上の妻」は4組に1組の記事にまとめています。
どんな研究?
- オーストラリアの家計の調査(HILDA)で、2001〜2013年に毎年答えた夫婦を調べました。この調査は、国全体を代表するように選んだ世帯を、毎年追いかけています
- 対象は、夫も妻も初婚で、20〜55歳の夫婦3,374組(のべ1万8,987組・年)です
- 毎年、「相手との関係にどれくらい満足しているか」を0〜10で、夫と妻のそれぞれが答えています
夫婦の年の差はどれくらい?
| 夫の年齢−妻の年齢 | 夫婦の割合 |
|---|---|
| 夫が7歳以上上 | 8.9% |
| 夫が4〜6歳上 | 18.0% |
| 夫が1〜3歳上 | 40.8% |
| 同い年 | 14.8% |
| 妻が1〜3歳上 | 13.9% |
| 妻が4〜6歳上 | 2.6% |
| 妻が7歳以上上 | 1.0% |
- いちばん多いのは夫が0〜3歳上の夫婦で、55.6%でした
わかったこと(1):男女とも「相手が年下」のほうが、満足度が高めだった
- 論文の要約では、夫は年下の妻とのほうが満足度が高く、年上の妻とでは低い傾向でした
- 妻も同じように、年下の夫とのほうが満足度が高く、年上の夫とでは低い傾向でした
- たとえば、夫が年上の夫婦では、夫が1歳上になるごとに、妻の満足度は平均0.032点(0〜10点のうち)下がっていました。どれも、1歳あたりでは小さな差です
- 論文は、「夫が少し年上の組み合わせがいちばんうまくいく」というこれまでの理論とは合わない結果だと書いています
わかったこと(2):年の差のある夫婦は、満足度が早く下がった
- 結婚してからの年月がたつにつれて、年の差のある夫婦は、同年代の夫婦より満足度が早く下がっていました。夫が年上でも、妻が年上でも同じでした
- そのため、年下の妻と結婚した夫、年下の夫と結婚した妻が最初に感じていた満足度の高さは、結婚6〜10年で消えていました
- 理由のひとつとして、年の差のある夫婦は、家計が大きく悪化した年(破産など)に、満足度の落ちこみがより大きかったことが示されました

アソ美最初は満足していても、年の差があると、時間がたつうちに差がなくなっちゃうんだ。

この研究では、年の差のある夫婦は、同年代の夫婦より結婚の満足度が早く下がり、結婚6〜10年で最初の満足度の高さがなくなりました。ただ、1歳あたりの差は小さく、年の差があるとうまくいかない、という意味ではありません。
研究の限界
- オーストラリアの、初婚どうしで20〜55歳の夫婦のデータです。日本の夫婦や、再婚の夫婦で同じかは、この論文からはわかりません
- 調べたのは結婚している夫婦だけです。年の差の大きいカップルが、結婚の前にどれくらい別れているかなど、「だれが結婚に至ったか」のかたよりは残る、と論文も書いています
- 満足度は本人の申告で、年の差が満足度を下げる原因だと確かめたものではありません。家計の悪化は「考えられるしくみ」のひとつとして示されたものです
- 論文は、ほかにも、子どもをもつ時期や退職の時期など、人生の時期のずれが関係するかもしれないとして、さらに研究が必要だとしています
婚活に当てはめると
- 年の差があっても、結婚の満足度の1歳あたりの差は小さい。年齢だけで「合う・合わない」を決めることは、この研究からはできません
- 一方で、年の差のある夫婦は、家計が苦しくなったときに満足度が下がりやすい結果でした。論文は、子どもをもつ時期や退職の時期など人生の時期のずれも関係するかもしれない、と書いています。結婚前のお金の話し合いは結婚前に話したい「お金の価値観」の記事もどうぞ
- 東京の未婚者が希望する結婚の年齢は何歳で、何歳の相手と結婚したい?の記事にまとめています

ハイ男年齢だけで相手を選ぶんじゃなくて、これからの暮らしの予定を話せるかを大事にするよ。

アソ美年上の人と付き合うなら、お金や将来のことも、ちゃんと話してみる。
まとめ
- オーストラリアの初婚どうしの夫婦3,374組では、夫が0〜3歳上が55.6%でいちばん多かった
- 男女とも、相手が年下のほうが満足度が高めだったが、1歳あたりの差は小さい
- 年の差のある夫婦は、同年代の夫婦より満足度が早く下がり、結婚6〜10年で最初の差がなくなった
- 家計が大きく悪化したとき、年の差のある夫婦は満足度の落ちこみが大きかった
参考文献
- Lee WS, McKinnish T. The marital satisfaction of differently aged couples. Journal of Population Economics. 2018;31(2):337-362. doi:10.1007/s00148-017-0658-8. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6785043/ (閲覧日:2026年10月22日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。


