パスワード付きZIPを送って、あとから別のメールでパスワード。でも、どちらも同じまちがった宛先に送ってしまい、重要書類がSNSに拡散した事例。クラウドの共有や、電話などメール以外での伝達を【総務省】
重要な書類をパスワード付きZIPファイルにしてメールで送り、解凍のパスワードはあとから別のメールで送る。誤送信の対策として今でもよく見られる方法ですが、総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」では、添付ファイルのメールとパスワードのメールの両方を、同じまちがった宛先に送ってしまい、書類がSNSで拡散した事例を紹介しています。パスワードのメールも同じ宛先に送るケースが多いため、本質的に有効とはいえないとしています。対策は、権限がなければ見られない機能のあるクラウドストレージでやりとりする、パスワードは電話などメール以外で伝える、社外への添付ファイル付きメールは第三者のチェックを受けてから送る、などです。

プレ男大事な書類はZIPにパスワードをかけて送って、パスワードは別のメールで送ってる。これで安全だよね?

メル美総務省のサイトだと、その方法は本質的に有効とはいえないんだって。両方とも同じまちがった宛先に送っちゃうことが多いから。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はパスワード付きZIPファイルとパスワードの別送です。総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」の事例「暗号化して送ったはずが・・・」をもとにまとめました。
事例
- Xさんは、重要書類をパスワード付きZIPファイルにしてメールに添付して送り、あとから別のメールで解凍のパスワードを送りました
- しばらくして、その重要書類がSNSで拡散されていることに気づきました
- 確認すると、添付ファイルのメールとパスワードのメールの両方の宛先に、まちがったメールアドレスが入っていました
なぜ有効といえない?
- この方法は、誤送信の対策として今でも多く見られます
- 一見安全に見えますが、パスワードのメールも、添付ファイルのメールと同じまちがった宛先に送ってしまうケースが多く見られるため、本質的に有効とはいえないとされています

プレ男宛先をまちがえたら、パスワードも一緒にまちがった人に届いちゃうのか。
送ってしまったら
- まちがった宛先に送ってしまったら、受信者にファイルの削除を依頼する
- SNSなどに不正に公開されてしまったら、サービスの運営者に削除を依頼する
対策
- クラウドストレージを使う:メールに添付するのではなく、クラウドストレージでやりとりすることも考える。リンクを誤送信しても、権限がなければ見られない機能のあるサービスもあります
- パスワードはメール以外で伝える:事前にパスワードのルールを決めておく、電話などメール以外の方法で伝える
- 第三者のチェック:社外に添付ファイル付きのメールを送るときは、ほかの人のチェックを受けてから送る

パスワード付きZIPのパスワードを別のメールで送っても、同じまちがった宛先に送ってしまえば意味がありません。パスワードは電話などメール以外で伝えましょう。
メールの宛先の誤送信はメールの「To」「Cc」「Bcc」のちがいは?、パスワードの種類はスマホのPINは4〜6けたでいいのにへ。

プレ男パスワードは電話で伝えることにする。

メル美会社のルールで、クラウドの共有が使えるかも確認してみよう。
まとめ
- ZIPとパスワードを別のメールで送っても、両方とも同じまちがった宛先に送ることが多い
- 総務省は、この方法は本質的に有効とはいえないとしている
- クラウドストレージ(権限がないと見られない機能)や、電話などメール以外でのパスワード伝達を
- 社外への添付ファイルは第三者のチェックを
参考文献
- 総務省. 国民のためのサイバーセキュリティサイト「事例14 暗号化して送ったはずが・・・」. https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/case/end_user/14/ (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。