来客用のエアーベッド、1mmの穴でも20〜35分で転落しそうな空気圧に。シャープペンや爪ようじで穴があく、空気の入れすぎも破損のもと。届いたらすぐ空気もれを確認【国民生活センター】
電動ポンプでふくらむエアーベッドは、友だちが泊まりに来たときや実家の来客用に便利です。でも国民生活センターには、2015年4月から2020年10月までにエアーベッドの相談が442件寄せられ、約7割が空気もれでした。「空気がもれて身動きできなくなった」「転げ落ちてけがをした」という例も。テストでは、直径約1mmの穴でも、ポンプを止めて19〜35分で、ベッドのはしに寝ていると転落しそうな空気圧まで下がりました。シャープペンシルや爪ようじは、ストローをさすより小さい力で穴をあけます。届いたらすぐに空気もれを確かめ、空気圧が下がったまま使わないようにしましょう。

プレ男週末に友だちが泊まりに来るから、通販で電動ポンプつきのエアーベッドを買ったよ!

メル美空気がもれて、寝ているあいだに転げ落ちた相談もあるんだって。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はエアーベッドの空気もれです。国民生活センターの「エアーベッドの空気漏れに注意」(2020年12月17日)をもとにまとめました。
相談は5年あまりで442件、約7割が空気もれ
- PIO-NETには、2015年4月〜2020年10月の5年あまりで、エアーベッドの相談が442件寄せられ、約7割が空気もれでした。そのうち3割弱は、最初に使ったときからもれていた可能性がありました
- 買い方は9割以上が通信販売でした
- 空気もれが原因と考えられる危害・危険の事例は9件。「空気がもれて身動きできなくなった」「空気がもれて転げ落ちてけがをした」などで、そのうち5件がバランスをくずしたり転落したりした例でした
テストでわかったこと
空気圧はどう下がる?
- 空気圧は、ポンプを止めた直後が2.2〜2.8kPaでいちばん高く、60分ほどで急に下がり、そのあともゆっくり下がりつづけました
- 空気圧が1.0kPaくらいまで下がると体を起こしにくくなり、0.75kPaくらいでは全身がしずみこんで起き上がるのがむずかしくなりました
- 人のダミーをベッドのはしにあおむけに寝かせると、1.5kPaくらいでベッドが横転し、ダミーが転落することがありました
- 直径約1.0mmの穴でも空気圧は大きく下がり、ポンプを止めてから19〜35分で、はしに寝ていると転落の可能性がある1.5kPaまで下がりました

プレ男1mmの穴でも、30分くらいで転落しそうになるのか…。
穴はかんたんにあく
- シャープペンシルや爪ようじでエアーベッドに穴があく力は、カップの飲み物にストローをさす力より小さいことがわかりました
- 生地の厚さは、上の面が0.5mmほど、横と底は0.4mmほどでした
空気の入れすぎ
- ポンプを取扱説明書の運転時間より1分〜1分30秒長く動かすと、空気圧が約20〜30%高くなり、ベッドは丸みをおびた状態になりました
使うときのポイント
- 空気圧が下がった状態では使わない(はしから転落することがあります)
- 買うときに、エアーベッド特有の使用上の注意をよく確かめる
- 届いたらすぐに空気もれがないか確かめる
- まわりに鋭いものがないか確かめ、服装やポケットの中身にも注意する
- 取扱説明書のポンプの運転時間を確かめ、空気を入れすぎない(破損や空気もれの原因になります)
- 保証期間は銘柄ごとにちがい、使ってからの空気もれを保証しないものもありました

エアーベッドは、直径約1mmの穴でも、19〜35分で転落しそうな空気圧まで下がりました。届いたらすぐに空気もれを確かめ、空気圧が下がったまま使わないようにしましょう。
ネットで買う前のチェックはネットで家電を「ポチる」前に、家の中の家電の例は電気ポットに蛇口から水を足したらへ。

プレ男届いたらすぐ、空気もれがないか確かめる。ポケットのペンも出しておこう。

メル美空気の入れすぎにも気をつけてね。
まとめ
- エアーベッドの相談は5年あまりで442件、約7割が空気もれ。転落してけがをした例も
- 直径約1mmの穴でも、19〜35分で転落しそうな空気圧に
- シャープペン・爪ようじは、ストローより小さい力で穴をあける
- ポンプの動かしすぎで空気圧が20〜30%上がる。入れすぎない
- 届いたらすぐ空気もれを確認、空気圧が下がったら使わない
参考文献
- 国民生活センター. エアーベッドの空気漏れに注意(2020年12月17日). https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20201217_1.html (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。