引越し・新生活の家電の事故:たこ足配線のミニ冷蔵庫から煙、ごみに出した電動アシスト自転車のバッテリーがごみ収集車で発火、フリマの中古冷蔵庫から発火。電源タップは3〜5年で交換の目安【消費者庁 2026年3月】
引越しや一人暮らしのスタートで、家電を買いそろえたり、古いものを処分したりする人も多いはず。消費者庁によると、引越し後にミニ冷蔵庫・ミニコンポ・テレビをたこ足配線にしていたら冷蔵庫の裏から煙が出た例、不燃ごみに出された電動アシスト自転車のバッテリーがごみ収集車でつぶれて焼けた例、フリマアプリで買った中古の小型冷蔵庫から発火した例がありました。電源タップは最大消費電力をこえないように使い、3〜5年を交換の目安に。リチウムイオン電池の製品の捨て方は自治体のルールを確かめ、使いはじめの家電は取扱説明書を読みましょう。

プレ男引っ越したよ!コンセントが少ないから、冷蔵庫もテレビもコンポも、電源タップ1個にまとめちゃった。

メル美それ、消費者庁の事故の例とそっくりだよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は引越し・新生活の家電の事故です。消費者庁の「春は入学、就職、転勤等での引越シーズンです! ー新生活を安全にスタートするための注意ポイントー」(2026年3月19日)をもとにまとめました。
こんな事故がありました
- 引越し後、ミニ冷蔵庫を居間の棚の上に置き、となりにミニコンポ、さらにとなりにテレビを置いて、電源をたこ足配線にしていたら、突然、冷蔵庫の裏から煙が出てきた
- 電動アシスト自転車のバッテリーが不燃ごみとして捨てられ、ごみ収集車の板に押しつぶされて、中のリチウムイオン電池が熱くなり、焼けた
- フリマアプリで買った中古の小型冷蔵庫から発火。外国製のようだが、表示からは輸入業者や製造年がわからず、取扱説明書も見つからない
- 電子レンジで、シリコン容器に入れたみそ汁を自動加熱。器に移すときにふたといっしょに飛びだしてやけど。取扱説明書には、汁物は突沸のおそれがあるので自動であたためないように、と書かれていた
- 引越しの準備で炊飯器をダイニングテーブルの上に置いていたら、近くで遊んでいたこどもが蒸気の出口でやけど

プレ男たこ足も、バッテリーの捨て方も、フリマの冷蔵庫も、ぜんぶ心あたりがある…。
注意のポイント
1. 引越しの準備中・直後は、危ない場所がないか確認
- 荷物の整理で、部屋はいつもとちがう状態に。ふだんとちがう場所に置いた家電や家具で、思わぬ事故になることがあります
2. 不用品の捨て方を確認
- 前もって自治体のルールを確かめましょう。特にリチウムイオン電池が入った製品は、捨て方をまちがえると火災などの大きな事故につながるおそれがあるので、必ず確認を
3. 電源タップの使い方を見直す
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たくさんの電気製品を電源タップにまとめてつなぎ、タップに表示された最大消費電力をこえると、異常な発熱や発火の危険があります
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電源タップの寿命も意識して(3〜5年が交換の目安)、引越しを機に交換も考えましょう
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東京都が店などで売られていたテーブルタップ31商品を調べると(2011年4月20日)、差込口の絶縁物が変形した、コードの接続が不完全だった、など過熱事故につながるおそれのある商品が7商品(22.6%)ありました。家具のかげなど見えないところのタップも定期的に点検し、差込口の焦げ・変形や、本体とコードの接続部分が熱くなっていないかを確かめましょう
4. 使いなれない家電は、取扱説明書をしっかり読む
- 使いはじめは、まちがった使い方・不注意による事故が目立ちます
5. ネットなどで買った中古品は、製造時期と保証を確認
- 製造時期が古い製品は、劣化で事故のリスクが高まります。修理や部品交換ができないものもあります。リコールの対象でないかも確かめましょう
引越し直後の「管理会社から紹介された」に注意
国民生活センターの若者向け注意喚起シリーズ(2022年2月10日)によると、引越し直後に訪問してきた業者から「管理会社と関連がある」かのような説明を受けて契約したらウソだった、という相談が寄せられています。
- 新居に移った直後は、荷ほどきや手続きでいそがしく、生活にも慣れていないので、冷静に判断しにくい時期です
- 突然の訪問で「管理会社から紹介された」と言われても、業者の話だけを信じてすぐ契約しない。少しでも疑問があれば管理会社に確認する
- 訪問販売で契約した場合、法律で定められた書面を受けとった日から8日以内ならクーリング・オフができます。不安なときは188へ
前の部屋の照明器具を持っていくなら
NITEの製品安全情報マガジン Vol.399「照明器具の事故」(2022年2月22日)は、引越しで照明器具を持っていくときの事故を紹介しています。
- 20年以上使った照明器具で、内部の部品の絶縁が劣化してショートし、出火。明かりがちらつく・急に消える・異音がするなどの異常があれば使用を中止し、メーカーなどに相談を
- 全長や出力のちがう合わないハロゲンランプを無理にとりつけ、まわりの樹脂が過熱して焼損。本体には「適合ランプの種類」と「適合ランプ以外は使用しない」と書かれていました。ランプは取扱説明書や表示で適合を確かめる
- 60Hz地域専用の照明器具を50Hz地域で使ったため、内部の電流が増えて温度が上がり、焼損。いまは両方に対応したヘルツフリーの製品が多いものの、長く使っている製品には対応していないものも。電源周波数のちがう地域への引越しでは、表示や取扱説明書で使う地域の周波数に対応しているか確かめましょう

電源タップは、表示された最大消費電力をこえないように使い、3〜5年を交換の目安にしましょう。リチウムイオン電池が入った製品は、自治体のルールを確かめて捨てましょう。
プラグやコードの注意は家電が増えたら、コンセントまわりを点検、中古の家電はフリマ・おさがりの家電は「5つのチェック」から、ネットで買う前はネットで家電を「ポチる」前にへ。

プレ男タップの表示を見て、冷蔵庫は壁のコンセントに直接つなぎなおす。古いタップも買いかえよう。

メル美新しい部屋の、最初の点検だね。
圧力鍋の注意は、圧力鍋、ふたを開けたら中身が噴き出す?へ。
家電の箱の数字(吸込仕事率・冷房能力など)の読み方は、家電の箱の数字、どう決まってる?へ。
引越しの不用品回収のトラブルと家電リサイクル法は、引越しで不用品回収、「軽トラパック7,000円」のはずが25万円へ。
家電のアース線のつなぎ方と、中古品のリコール確認は、電子レンジのアース線、つないでる?へ。
エアコンを自分で取り外すと室外機が破裂するおそれがある話は、引っ越しでエアコンを自分で外すのは危険へ。
まとめ
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たこ足配線のミニ冷蔵庫から煙。電源タップは最大消費電力をこえない、3〜5年で交換の目安
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不燃ごみに出したバッテリーがごみ収集車で焼けた。リチウムイオン電池の製品は自治体のルールで
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フリマの中古冷蔵庫から発火。中古品は製造時期・保証・リコールを確認
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使いはじめの家電は取扱説明書を読む(電子レンジの汁物の自動加熱で突沸)
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引越しの準備中・直後は、いつもとちがう置き場所に注意
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引越し直後の「管理会社から紹介された」訪問販売に注意。疑問があれば管理会社に確認
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照明器具は周波数(50Hz・60Hz)と適合ランプを確かめる
参考文献
- 消費者庁. 春は入学、就職、転勤等での引越シーズンです! ー新生活を安全にスタートするための注意ポイントー(2026年3月19日). https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_085/ (閲覧日:2026年10月10日)
- 製品評価技術基盤機構(NITE). 製品安全情報マガジン Vol.399「照明器具の事故」(2022年2月22日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/2021fy/vol399_220222.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 国民生活センター. 【若者向け注意喚起シリーズ<No.8>】新生活が狙われる?引越直後の訪問販売トラブル-管理会社と関連があるかのように思わせる手口に気をつけて-(2022年2月10日). https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20220210_2.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 東京都. テーブルタップの過熱事故(2011年4月20日). https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/test/table_press.html (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。