被角血管腫とは?陰のうや外陰部の赤黒いブツブツは性病?
陰のうや外陰部にできる、赤〜紫、黒っぽい小さなブツブツ。被角血管腫は、細い血管が広がってできる良性のもので、性病ではありません。特徴、出血したとき、治療が必要かどうかをまとめました。

プレ男陰のうに赤黒いブツブツを見つけちゃった…。これって性病?
こんにちは、Dr. Taro です。 「陰のうに、赤黒い小さなブツブツがいくつもある」「ときどき血が出る」——それは被角血管腫(ひかくけっかんしゅ)かもしれません。被角血管腫は、基本的に治療の必要のない正常な所見で、性病ではありません。
被角血管腫ってなに?
被角血管腫は、皮膚のすぐ下の細い血管が広がって、表面が少し硬くなったものです。
- 「腫」という字がつきますが、がんではなく、良性のものです
- 性病ではありません。人にうつることもありません
- よくみられるもので、男性に多く、年齢とともに増えるとされています
- 陰部にできるものは、30〜40代以降に多いとされています
特徴
- 陰のうや、外陰部(大陰唇など)にできます
- 赤〜紫、青っぽい色や黒っぽい色の、小さなブツブツです。大きさは、5mm以下のことがほとんどです
- いくつもできることが多いです
- ふだんは症状がないことが多いですが、こすれたりすると出血することがあります
陰のうの赤黒いブツブツは、年齢とともに増える良性のもののことが多いです。性病ではないので、安心してくださいね。
ほかの病気との違い
- 尖圭コンジローマ:肌の色〜茶色で、カリフラワーのような形になることがあります。被角血管腫は、赤〜紫、黒っぽい色なのが違いです
- 陰部に、黒っぽいできものが急に大きくなる、形や色がいびつ、出血をくり返すなどのときは、ほかの病気のこともあるので、受診しましょう
治療は必要?
- 被角血管腫は、基本的に治療の必要のない正常な所見です
- 出血をくり返す場合や、見た目が気になる場合には、電気で焼く、凍らせる(冷凍凝固)、レーザーなどで治療することがあります
- 出血したときは、清潔なガーゼなどでしばらく押さえて止血しましょう
まとめ
- 被角血管腫は、細い血管が広がってできる良性のもの。性病ではない
- うつらない。男性に多く、年齢とともに増える
- 陰のうや外陰部に、赤〜紫、黒っぽい小さなブツブツがいくつもできる
- 基本的に治療の必要のない正常な所見。出血をくり返す、見た目が気になるときは、焼く・凍らせる・レーザーなどの方法も
- 急に大きくなる、形や色がいびつなどのときは受診を
参考文献
- DermNet(ニュージーランド). Angiokeratoma(2003年、2021年改訂). https://dermnetnz.org/topics/angiokeratoma (閲覧日:2026年9月26日)
- S A, et al. Unusual Genital Wart Lesions: A Case Series on Angiokeratoma of Fordyce. Cureus. 2024;16:e56757. https://doi.org/10.7759/cureus.56757 (閲覧日:2026年9月26日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。