取引先から「振込先の口座が変わりました」のメール。実は偽のアドレスからで、振り込んだお金はすでに引き出されていた。担当者や口座の変更は、電話などメール以外で確認を【総務省】
海外の取引先から、担当者と振込先の口座が変わったという連絡。言われたとおり新しい口座に振り込んだら、翌月、取引先から「先月分が振り込まれていない」。総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」の事例では、連絡は取引先にそっくりな偽のメールアドレスから送られたもので、振り込んだお金はすでに引き出され、取りもどすのは困難でした。まちがえて振り込んだら、すぐに銀行に連絡すると取り消せる場合があります。担当者や振込先の変更の連絡が来たら、メールアカウントが乗っ取られている可能性もあるので、前の担当者に電話などメール以外の方法で確認しましょう。

プレ男取引先から「今月から振込先の口座が変わります」ってメールが来た。経理に伝えておこう。

メル美ちょっと待って!総務省のサイトに、それが偽のメールだった事例がのってるよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は振込先の変更をよそおう偽メールです。総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」の事例「正しい取引先に送金したはずが・・・」をもとにまとめました。
事例
- Aさんの会社は、海外のX社から部品を仕入れています
- ある日、X社から担当者と振込先口座の変更の連絡があったので、経理担当者はその月から変更後の口座に振り込みました
- ところが翌月、X社の担当者から「先月の請求分が振り込まれていない」と連絡が。確認すると、変更の連絡は偽のメールアドレスから送られた、うその連絡でした
- 振り込んだ口座からはすでにお金が引き出されていて、取りもどすのは困難になってしまいました

プレ男いつもの取引先そっくりのアドレスだったら、気づけないかも…。
振り込んでしまったら
- すぐに銀行に連絡する。正規の取引先ではない口座への振込は、銀行に連絡するとキャンセルできる場合があります
- 取引先そっくりのアドレスが使われていたことから、会社全体がねらわれている可能性があります。社内に注意喚起をしましょう
予防
- 前の担当者に確認:担当者や振込先が変わったときは、念のため前の担当者にも確認する。メールアカウントが乗っ取られている可能性もあるので、電話などメール以外の方法で
- 送信元のアドレスを注意深く確認:とくに担当者や振込先の変更の連絡には注意する
- 社内の手順を見なおす:振込先などを変えるときのチェック項目をチェックシートにして手順にする。海外に送金するときは、複数人でのチェックを徹底する

担当者や振込先が変わったというメールが来たら、前の担当者に電話などメール以外の方法で確認しましょう。
社長をかたる詐欺メールは会社に「社長」から「LINEグループを作ってQRコードを返信しろ」のメール、差出人を偽ったメールは送信元が「いつもの通販サイト」の正しいアドレスでも、偽メールのことがあるへ。

プレ男前の担当者に電話して確かめてから、経理に伝える。

メル美口座が変わるときこそ、慎重にだね。
まとめ
- 取引先をよそおう偽のアドレスから「振込先が変わった」→振り込んだお金は引き出されていた
- 振り込んでしまったら、すぐ銀行に連絡(取り消せる場合がある)
- 変更の連絡は、前の担当者に電話などメール以外で確認
- 振込先変更のチェックシート、海外送金は複数人でチェック
参考文献
- 総務省. 国民のためのサイバーセキュリティサイト「事例16 正しい取引先に送金したはずが・・・」. https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/case/business/16/ (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。