東京ガチ婚活

マス 128STAGE 3 デートとマナー

デートで好かれるのは「質問する人」?ハーバード大の研究(2017年)では、質問を多くした人ほど相手に好かれ、お見合いパーティーでは「話を深める質問」が多い人ほど、2回目のデートを望まれていた

  • ハイ男
  • アソ美

2026年10月22日

初デートで何を話せばいいか迷ったら、質問が役に立つかもしれません。2017年に学術誌に載ったハーバード大学の研究では、チャットで質問を多くするよう言われた人は、少なくするよう言われた人より相手に好かれました。とくに効いていたのは、相手の話を受けて「それで、どうなったの?」と深める質問。スピードデーティング(短時間のお見合いパーティー)の記録でも、深める質問が多い人ほど2回目のデートを望まれていました。ただ、本人は質問の効果を予想していませんでした。論文の原文から、数字と注意点をまとめます。

次のマス 129初対面の人との会話は「思ったより学べる」
目次
  1. どんな研究?
  2. わかったこと(1):質問を多くした人ほど、相手に好かれた
  3. わかったこと(2):効いていたのは「話を深める質問」
  4. わかったこと(3):お見合いパーティーでも、深める質問が多い人ほど2回目を望まれた
  5. 質問が多ければ多いほどいい?
  6. まとめ

ハイ男初デートでは、仕事の話とか、自分のことをちゃんとアピールしたほうがいいよね?

アソ美うーん、わたしは自分の話をちゃんと聞いてくれる人のほうが、また会いたくなるかも。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、会話の中の「質問」と好かれやすさの研究です。ハーバード大学のホアン、ヨーマンズ、ブルックス、ミンソン、ジーノが、2017年に学術誌「Journal of Personality and Social Psychology」に発表した論文「It Doesn’t Hurt to Ask: Question-Asking Increases Liking」の原文をもとにまとめました。数字は、2025年に出た訂正の監査資料と、論文の公開データで確かめた値です(訂正については「質問が多ければ多いほどいい?」の節で説明します)。参加したのは米国の人です。

どんな研究?

わかったこと(1):質問を多くした人ほど、相手に好かれた

研究1の、指示を受けていない側(質問される側)が、相手をどれくらい好きになったかの平均です。

相手への指示 相手への好感(平均)
質問を9回以上 5.78
質問を4回以下 5.31

わかったこと(2):効いていたのは「話を深める質問」

論文は、質問を6つの種類に分けました。研究1・2の会話の質問のうち、多かったのは次の4つです。

質問の種類 どんな質問か 割合
フォローアップ 相手がその前に話した話題を、さらに深める 40.51%
話題の切りかえ 相手の話と関係のない、新しい話題をたずねる 27.53%
オウム返し 相手からされた質問と同じような質問を返す 19.03%
あいさつ 会話の始めのあいさつの質問 5.52%

ハイ男質問の数より、相手の話を受けて「それでどうなったの?」って聞けるかどうか、なんだ。

わかったこと(3):お見合いパーティーでも、深める質問が多い人ほど2回目を望まれた

研究3(スピードデーティング)の結果です。

この研究では、相手の話を受けて深める質問をする人ほど、「ちゃんと聞いてくれる人」と感じられ、好かれていました。質問した本人は、その効果を予想していませんでした。

質問が多ければ多いほどいい?

論文は、限界として次のことも書いています。

アソ美聞いてもらうのもうれしいけど、ハイ男さんの話も聞きたいな。質問して、自分のことも話す、がいいのかも。

ハイ男アピールより、まず「それで?」って聞いてみる。で、聞かれたら自分のことも話すよ。

まとめ


参考文献

  1. Huang K, Yeomans M, Brooks AW, Minson J, Gino F. It doesn’t hurt to ask: Question-asking increases liking. Journal of Personality and Social Psychology. 2017;113(3):430-452. doi:10.1037/pspi0000097. https://doi.org/10.1037/pspi0000097 (閲覧日:2026年10月22日)
  2. Harvard University, Digital Access to Scholarship at Harvard(DASH). It doesn’t hurt to ask: Question-asking increases liking. https://dash.harvard.edu/handle/1/35647952 (閲覧日:2026年10月22日)
  3. Correction to “It doesn’t hurt to ask: Question-asking increases liking” by Huang et al. (2017). Journal of Personality and Social Psychology. 2025;128(3):669. doi:10.1037/pspi0000491. https://doi.org/10.1037/pspi0000491 (閲覧日:2026年10月22日)
  4. Integrity Audit(Huang et al. 2017 の監査資料:Post-Publication Integrity Report、Post-Publication Reproducibility Report). OSF. https://osf.io/rymv8/ (閲覧日:2026年10月22日)
  5. Huang K, Yeomans M, Brooks AW, Minson J, Gino F. 論文のデータ・分析コード・調査票(study1.csv、study3.csv、study1p1.pdf など). OSF. https://osf.io/8k7rf/ (閲覧日:2026年10月22日)
  6. Retraction of Gino et al. (2020). Journal of Personality and Social Psychology. 2023;125(3):648. doi:10.1037/pspa0000351. https://doi.org/10.1037/pspa0000351 (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。