
プレ男ワイシャツをクリーニングに出すたびに、えりがきつくなってる気がする。太ったのかな…。

メル美東京都クリーニング生活衛生同業組合によると、えりの「芯地」とプレスのしかたで縮むことがあるんだって。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はワイシャツのえりやカフスの縮みです。東京都クリーニング生活衛生同業組合の「ワイシャツが縮む理由とは」をもとにまとめました。
縮むのは「芯地」の入ったところ
- ワイシャツには、えり、カフス、前立ての3か所に、形を保つための「芯地」が入っています
- 縮みが起きるのは、ほとんどがこの3か所です
2種類の芯地
| トップヒューズ芯(接着芯地) | フラシ芯 | |
|---|---|---|
| つけ方 | 接着樹脂で表地に貼り付ける | 接着剤を使わず縫い付ける |
| 特徴 | 張りが出るが、着心地は悪くなりがち。機械化しやすく広く使われている | しなやかで着心地がよい。技術が必要で、高価なシャツに多い |
| 縮み | 縮むシャツのほとんどがこちら | 縮みにくい |
| 見分け方 | 芯地の部分の裏地をつまむと、芯地と表地もいっしょに引っぱられる | 裏地だけをつまめる |

プレ男えりの裏をつまむと、どっちの芯地かわかるのか。
なぜ縮む?
- トップヒューズ芯の接着樹脂は、熱でやわらかくなる樹脂(一般に高密度ポリエチレン、やわらかくなる温度は約130℃)で、冷えて固まるときにわずかに縮みます
- クリーニングでは、効率のため、洗ったあとぬれたままのえりとカフスを機械に固定し、熱と圧力でプレスすることが多くあります
- このプレスをくり返すと縮みが少しずつ進み、最終的に数センチ縮むこともあります
- アイロンの手仕上げなら、生地を引っぱりながらすべらせるように仕上げ、芯地まで熱が届きにくいので、接着芯でもほとんど縮まないとされています(料金は比較的高め)
縮ませないために
- フラシ芯のワイシャツを選ぶ
- トップヒューズ芯のワイシャツは、手仕上げを頼む
- プレス機の仕上げになるときは、縮みの対策をしているか店に確認する
- いま多く出回っている「形態安定加工」などのシャツは、家で洗うことを前提に作られていることが多く、芯地は比較的安いトップヒューズ芯が使われることが多いとされています

ワイシャツのえりやカフスの縮みは、接着芯地とプレスのくり返しが原因と考えられています。裏地をつまむと芯地の種類を見分けられます。
クリーニングから戻ったときの確認はクリーニングは「出すとき」と「受けとるとき」に、店の人といっしょに確認を、洗濯表示は服のタグの「洗濯表示」の読み方へ。

プレ男えりの裏をつまんでみたら、接着芯だった。次は手仕上げを頼んでみよう。

メル美太ったわけじゃなかったのかもね。
汗と紫外線による服の変色は、ポロシャツの背中やスーツのズボンの太ももだけ色が変わった?へ。
まとめ
- 縮むのは芯地の入ったえり・カフス・前立て
- 原因は接着芯地(トップヒューズ芯)と、ぬれたままのプレスのくり返し
- 裏地をつまむと芯地の種類がわかる
- フラシ芯を選ぶ、手仕上げを頼む、店に対策を確認
参考文献
- 東京都クリーニング生活衛生同業組合. ワイシャツが縮む理由とは. https://www.tokyo929.or.jp/column/washing_cleaning/post_141.php (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。