飲み会帰りの駅のエスカレーター、ふらついていない?東京で救急搬送は年約1,400人、65歳未満は夜22〜23時台が多く約3割が酔った人。乗り口が要注意、歩かず手すりにつかまり、黄色い線の内側に【東京都・国民生活センター】
東京消防庁管内では、エスカレーター上での転倒などで救急搬送される人が年に約1,400人います。東京都商品等安全対策協議会の資料によると、全体の6〜7割は65歳以上ですが、65歳未満では夜22〜23時台が多く、65歳未満の搬送者の約3割は酔った人(酩酊者)でした。都内のエスカレーター21台の観測でも、酔った人のつまずきやふらつきはすべて駅で、22〜23時台が最多、場所は乗り口が多くなっていました。エスカレーターは急に止まることもあります。歩かず手すりにつかまり、黄色い線の内側に立ちましょう。

プレ男飲み会のあと、駅のエスカレーターでちょっとふらっとしたけど、若いし平気平気。

メル美東京のデータだと、65歳未満でエスカレーターで救急搬送された人の約3割が、酔った人なんだって。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はエスカレーターの事故です。東京都商品等安全対策協議会(令和7年度「エスカレーター利用者のための安全対策」)の資料と、国民生活センターの見守り新鮮情報 第488号をもとにまとめました。
救急搬送は年に約1,400人
東京消防庁から提供された救急搬送の事例を、東京都が整理・分析しました。
- 東京消防庁管内で、エスカレーター上での転倒などによる救急搬送は、2021〜2023年の3年間で3,683人。新型コロナの影響が考えられる年を除くと、年約1,400人でほぼ横ばいです
- 65歳以上が全体の6〜7割。年代では80代が約3割、70代が約2割
- ケガのしかたは転倒・転落が9割以上。重さは軽症が約8割、中等症が約2割
- 場所は駅・空港などの交通施設が約6割、百貨店やスーパーなどの店舗が約3割
65歳未満は「夜」と「お酒」
- 搬送が多い時間帯は、65歳以上は11〜16時台、65歳未満は22〜23時台
- 酔った人(酩酊者)は搬送者全体の約2割。65歳未満に限ると約3割が酩酊者でした(2023年は、65歳未満の酩酊者が全体の11%)

プレ男終電前の時間帯そのものだ…。
都内21台を観測した調査
協議会は、都内の駅や商業施設のエスカレーター21台で、のべ162時間、12万1,538人の利用を観測しました(2025年11月〜2026年2月)。
- つまずき・ふらつき・立ち止まり・衝突などは185人(約0.2%)。いちばん多いのはふらつき、次が立ち止まり
- 起きた場所は乗り口が多く(126人)、降り口(35人)の約3.6倍。「乗り口でのふらつき」がもっとも多い組み合わせでした
- 時間帯では、22〜24時台の発生率が高く(約0.5〜0.9%)、朝7〜9時台は約0.0%
- つまずきなどがあった人の約1割が酩酊者で、その約9割が6〜64歳。すべて駅で、時間帯は22〜23時が最多、次が23〜24時でした
乗るときの注意(国民生活センター)
- エスカレーターは、非常停止ボタンが押されたときや衣服がはさまったときなど、さまざまな原因で急に止まることがあります。乗っているときは歩かず、しっかり手すりにつかまる
- 両手に荷物を持っているとき、カートなどを押しているときはエレベーターを使う
- 靴やサンダル、服のすそがはさまれないよう、黄色い線の内側に立つ。傘の先がステップの溝にはさまって抜けなくなることも

エスカレーターは急に止まることがあります。乗っているときは歩かず、しっかり手すりにつかまり、黄色い線の内側に立ちましょう。65歳未満の救急搬送は夜22〜23時台が多く、約3割が酔った人でした。
高い所からの転落ははしごは約75度で立てかけ、上で作業しないへ。

プレ男飲んだ帰りは、歩かずに手すりをしっかりつかむ。黄色い線の内側に立とう。

メル美荷物が多い日は、エレベーターを使おうね。
まとめ
- 東京でエスカレーターの事故による救急搬送は年約1,400人、転倒・転落が9割以上
- 65歳未満は夜22〜23時台が多く、約3割が酔った人
- 観測調査でも、酔った人のつまずきはすべて駅、乗り口が多い
- 歩かず手すりにつかまる。エスカレーターは急に止まることがある
- 黄色い線の内側、荷物が多いときはエレベーター
参考文献
- 東京都. 東京都商品等安全対策協議会 令和7年度 エスカレーター利用者のための安全対策(資料1 エスカレーターが関連する救急事故の傾向及び事例). https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/kyougikai/r7/documents/r7kyogikai-1_handout-01-1.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
- 東京都. 東京都商品等安全対策協議会 令和7年度 第2回(資料2 エスカレーターの利用に関する実地調査結果). https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/kyougikai/r7/documents/r7kyogikai-2_handout-01-2_v1.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
- 東京都. 東京都商品等安全対策協議会 令和7年度 第2回(資料3 現状、課題、今後の対応等). https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/kyougikai/r7/documents/r8kyogikai-1_handout-01-1.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
- 国民生活センター. 見守り新鮮情報 第488号 手すりにしっかりつかまって エスカレーターでの事故に注意(2024年8月8日). https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen488.html (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。