家の中の一酸化炭素中毒、東京で5年間に30件。冬(1月・12月)に多く、原因は七輪・火鉢などの炭、調理器具、暖房器具。無色・無臭で気づきにくい。換気・点検・屋外用は屋内で使わない【東京消防庁】
一酸化炭素は色もにおいもなく、とても気づきにくい有毒な気体です。東京消防庁によると、管内の住宅・共同住宅では令和2〜6年の5年間に30件の一酸化炭素中毒事故が起き、1月(8件)、12月(6件)に多く、七輪・火鉢・囲炉裏など炭を使うもの、調理器具、暖房器具が主な原因でした。救急搬送された人の約半数以上が入院が必要な中等症以上でした。火を使う器具を使うときは十分に換気し、定期的に点検・清掃し、発電機やバーベキューこんろなど屋外用の器具は屋内で使わないこと。一酸化炭素を感知する警報器も早く気づくのに役立ちます。

プレ男冬は部屋で七輪で焼き肉したら楽しそう。窓は寒いから閉めておこう。

メル美それは危ない!東京消防庁によると、家の中の一酸化炭素中毒は、七輪や火鉢など炭を使うものが多い原因なんだって。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は家の中の一酸化炭素中毒です。東京消防庁の「住宅で起きる一酸化炭素中毒事故に注意!!」をもとにまとめました。
一酸化炭素とは
- 無色・無臭で、とても気づきにくい、人体に有毒な気体です。濃度によっては死に至る危険があります
- 火を使う器具で不完全燃焼が起こると発生します
どれくらい起きている?
- 東京消防庁の管内(稲城市と島しょ地区を除く東京都)の住宅・共同住宅で、令和2〜6年の5年間に30件の一酸化炭素中毒事故が起きました
- 一度に複数の人がけがをすることが多く、発生件数より多くの人が救急搬送されています
- 月別では1月が8件、12月が6件と、冬に多くなっています
- 原因は、七輪・火鉢・囲炉裏など炭を使うもの、調理器具、暖房器具が多くなっています
- 救急搬送された人の約半数以上が、入院が必要な中等症以上でした
事故の例
- 自宅の部屋で火鉢で暖をとっていたら、意識がもうろうとしているのを家族が発見(70代、重症)
- 七輪と木炭で料理していたら気分が悪くなって倒れ、同じ部屋にいた娘も具合が悪くなった(80代 重篤、50代 重症)
- 石油ファンヒーターの近くで2時間近く作業していたら頭痛がおき、母親が救急要請(20代、重症)

プレ男同じ部屋にいた家族まで具合が悪くなることがあるのか…。
事故を防ぐポイント
- 十分に換気する:火を使う器具を使うときは、換気扇を回したり、定期的に窓を開けたりする。少しでも異常を感じたら使うのをやめて、十分に換気する
- 定期的に点検・清掃する:不完全燃焼を防ぐため、器具の点検と清掃を
- 使い方を守る:発電機やバーベキュー用こんろなど、屋外で使う前提の器具は屋内で使わない
- 警報器:一酸化炭素を感知する警報器を置くのも、早く気づくのに役立ちます

一酸化炭素は色もにおいもなく、気づきにくい気体です。七輪やバーベキューこんろなど屋外用の器具は屋内で使わず、火を使うときは十分に換気しましょう。
キャンプでの一酸化炭素中毒はテントの中で火を使わない、発電機の注意は防災用のカセットボンベ、古いままで大丈夫へ。

プレ男七輪は屋内でやめておく。ファンヒーターを使うときも、ときどき窓を開けて換気しよう。

メル美実家の暖房器具の点検も、すすめてみるね。
冷やして使う暑さ対策グッズの注意は、冷蔵庫で冷やすネッククーラーや冷却パッド、中の液体がもれて肌がかぶれた事例もへ。
まとめ
- 家の中の一酸化炭素中毒は、5年間に30件(東京消防庁管内の住宅、令和2〜6年)。冬に多い
- 原因は七輪・火鉢などの炭、調理器具、暖房器具
- 無色・無臭で気づきにくい。一度に複数の人が被害にあうことも
- 換気、点検・清掃、屋外用は屋内で使わない、警報器
参考文献
- 東京消防庁. 住宅で起きる一酸化炭素中毒事故に注意!!. https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/nichijo/co.html (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。