プレイヤーと健康VITAL CHECK
CHECK 10 / SYMPTOMS

テントの中で火を使わないたき火は約9分、ストーブは約15分で一酸化炭素が危険な濃度に(NITEの実験)。一酸化炭素は色もにおいもない。頭痛・吐き気を感じたら、すぐ換気して外へ

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2026年10月4日
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医師 監修

製品評価技術基盤機構(NITE)によると、テントの中などの換気が不十分な場所で、たき火やガスこんろ、ストーブ、ランタンを使うと、一酸化炭素中毒になり、最悪の場合は亡くなるおそれがあります。2ルームテントの中でたき火をした実験では約9分、ソロ用テントでフライシートを閉めてストーブを使った実験では約15分で、一酸化炭素が危険な濃度(200ppm)を超えました。一酸化炭素は色もにおいもなく、低い濃度でも頭痛やめまい、吐き気を起こします。携帯発電機も屋内やテントでは使わないでください。

目次
  1. 一酸化炭素は、色もにおいもない
  2. テントの中では、短時間で危険な濃度に
  3. 予防のポイント
  4. 災害のとき:携帯発電機は屋内・テントで使わない
  5. まとめ

プレ男冬キャンプで寒いから、テントの中でストーブをつけて寝ようと思うんだ。少しだけなら大丈夫だよね?

メル美それ、一酸化炭素中毒になるんじゃない?キャンプでの事故のニュースを見たことがあるよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、キャンプや災害時の一酸化炭素中毒の話です。製品評価技術基盤機構(NITE)の「増加するキャンプ需要〜初心者が守るべき注意点〜」(2021年4月28日)と「製品安全情報マガジン:一酸化炭素中毒の事故」(2023年2月)をもとにまとめました。

一酸化炭素は、色もにおいもない

濃度と症状(NITEの資料の表より)

空気中の濃度 吸っている時間 主な影響
100〜200ppm — 激しい運動で息苦しい、ときに軽い頭痛
200〜300ppm 5〜6時間 頭痛、耳鳴り、目の前がちかちかする
300〜600ppm 4〜5時間 激しい頭痛、吐き気、嘔吐、やがて体が動かせなくなる
700〜1,000ppm 3〜4時間 脈が速い、呼吸が増える、やがて意識障害
1,600〜3,000ppm 1〜1.5時間 呼吸が弱い、心臓の働きの低下、ときに死亡
5,000〜10,000ppm 1〜2分 反射の低下、呼吸の障害、死亡

(NITE「増加するキャンプ需要」別紙の表から一部を抜粋。出典は日本火災学会「火災便覧 第4版」)

テントの中では、短時間で危険な濃度に

NITEの実験の結果です。

プレ男たった9分で危険な濃度!寝ている間につけっぱなしにしたら…。

予防のポイント

一酸化炭素は色もにおいもなく、テントの中では短い時間で危険な濃度になります。テントの中では火を使わず、頭痛や吐き気を感じたら、すぐに換気して外に出ましょう。

災害のとき:携帯発電機は屋内・テントで使わない

メル美冬キャンプは、暖かい寝袋と服で寒さ対策しよう。ストーブはテントの外でね。

まとめ


参考文献

  1. 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE). 増加するキャンプ需要〜初心者が守るべき注意点〜(2021年4月28日). https://www.nite.go.jp/data/000138996.pdf (閲覧日:2026年10月4日)
  2. 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE). 製品安全情報マガジン Vol.423「一酸化炭素中毒の事故」(2023年2月28日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/2022fy/vol423_230228.html (閲覧日:2026年10月4日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。