プレイヤーと健康VITAL CHECK
CHECK 05 / MOVE

熱中症は「気温」より「暑さ指数(WBGT)」で判断28を超えると患者が急に増える。2025年夏の救急搬送は過去最多の100,510人、いちばん多い場所は「住居」

UPDATED
2026年10月3日
SOURCES
4 件
REVIEW
医師 監修

熱中症を防ぐ目安は、気温だけでなく湿度や日ざしの照り返しも入れた「暑さ指数(WBGT)」。環境省によると、暑さ指数が28(厳重警戒)を超えると熱中症の患者が著しく増えます。消防庁によると、2025年5〜9月の熱中症の救急搬送は100,510人で、調査開始以来最多。いちばん多い発生場所は住居でした。熱中症警戒アラート(33)・特別警戒アラート(35)の意味と、外遊び・運動の目安をまとめました。

目次
  1. 2025年夏は、過去最多の10万人
  2. 暑さ指数(WBGT)とは
  3. ふだんの生活の目安(日本生気象学会の指針)
  4. 運動の目安(日本スポーツ協会の指針)
  5. 熱中症警戒アラートと、特別警戒アラート
  6. 環境省がすすめる熱中症予防
  7. まとめ

プレ男今日は気温32℃か。まあ、フットサルくらいなら平気でしょ!

メル美気温だけで決めていいのかな?「暑さ指数」っていうのがあるらしいよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、夏の遊びと運動で欠かせない熱中症と暑さ指数(WBGT)の話です。環境省の「熱中症予防情報サイト」と、消防庁の救急搬送のまとめをもとにまとめました。

2025年夏は、過去最多の10万人

メル美いちばん多いのが「家の中」なんだ…!

暑さ指数(WBGT)とは

ふだんの生活の目安(日本生気象学会の指針)

暑さ指数 注意すること
31以上 危険 高齢者はじっとしていても起こる危険が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内へ
28〜31 厳重警戒 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意
25〜28 警戒 運動や激しい作業では、定期的に十分な休息
25未満 注意 一般に危険は少ないが、激しい運動や重労働では起こる危険がある

運動の目安(日本スポーツ協会の指針)

暑さ指数 気温の目安 運動の目安
31以上 35℃以上 運動は原則中止。特に子どもは中止すべき
28〜31 31〜35℃ 激しい運動は中止。持久走など体温が上がりやすい運動は避け、10〜20分おきに休憩と水分・塩分補給。暑さに弱い人は軽くするか中止
25〜28 28〜31℃ 積極的に休憩。激しい運動では30分おきくらいに休憩
21〜25 24〜28℃ 積極的に水分補給。熱中症による死亡事故が起こる可能性がある
21未満 24℃未満 ほぼ安全。それでも適宜水分・塩分補給を。市民マラソンなどでは、この条件でも熱中症が起こる

プレ男気温32℃なら、暑さ指数は28以上かもしれない。フットサルは「激しい運動は中止」のレベルか…。

熱中症警戒アラートと、特別警戒アラート

出るとき 呼びかけ
熱中症警戒アラート 府県予報区などのどこか1地点で、翌日・当日の最高暑さ指数が33(予測)に達するとき 「他人事と考えず、暑さから自分の身を守りましょう」
熱中症特別警戒アラート 都道府県内のすべての地点で、翌日の最高暑さ指数が35(予測)に達するときなど 「自分と自分の周りの人の命を守ってください」。管理者は運動・外出・イベントの中止や延期も判断

環境省がすすめる熱中症予防

環境省によると、暑さ指数が28を超えると熱中症の患者が著しく増えます。遊びや運動の前には、気温だけでなく暑さ指数を確かめましょう。

まとめ


参考文献

  1. 環境省. 熱中症予防情報サイト「暑さ指数(WBGT)とは?」. https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php (閲覧日:2026年10月3日)
  2. 環境省. 熱中症予防情報サイト「熱中症警戒情報とは」. https://www.wbgt.env.go.jp/about_alert.php (閲覧日:2026年10月3日)
  3. 環境省. 熱中症予防情報サイト「熱中症特別警戒情報とは」. https://www.wbgt.env.go.jp/about_special_alert.php (閲覧日:2026年10月3日)
  4. 総務省消防庁. 令和7年(5月〜9月)の熱中症による救急搬送状況(2025年10月29日). https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r7/heatstroke_nenpou_r7.pdf (閲覧日:2026年10月3日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。