
プレ男防災の備え?一応カップ麺が3個くらいあるけど…。

メル美水道やガスが止まったら、カップ麺も作れないかもよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、災害に備えた食の準備の話です。厚生労働省の「e-ヘルスネット」の記事「災害発生に備えた栄養・食生活の工夫」(管理栄養士・土田直美氏、2025年12月15日更新)をもとにまとめました。
災害のとき、食事で起こること
- 物流が止まると、スーパーやコンビニで食品が一定期間手に入らなくなります
- 電気・ガス・水道が止まると、調理が難しくなり、温かく栄養バランスのとれた食事がとりにくくなります
- 家の被害が大きいと避難所で過ごすことも。避難所には、全員に行き渡る十分な食品が備蓄されていない場合もあります
- 食事の支援があっても、種類や調理方法が限られるため、たんぱく質、ビタミン・ミネラル、食物繊維が不足しがちです
どれくらい備える?
- 最低3日分、できれば1週間分を、家族の人数分買い置きすることが勧められています
- 乳幼児、高齢者、慢性の病気がある人など、食事に特別な配慮が必要な場合は、2週間分あると安心です

プレ男1週間分!カップ麺3個じゃ、ぜんぜん足りないね。
何を備える?
- 災害直後の食事は炭水化物にかたよりがちです。主食・主菜・副菜を基本に、ふだんから使い慣れた食品を選びましょう
- 野菜不足でビタミン・ミネラル・食物繊維がとれないと、便秘や口内炎などが起こることも報告されています
- たんぱく質も不足しやすい栄養素です
| 種類 | 例 |
|---|---|
| たんぱく質 | 魚介類や肉の缶詰(焼き鳥缶など)。長期保存ができ、ふだんから手に入りやすい |
| 日持ちする野菜 | じゃがいも、玉ねぎ、にんじん |
| 乾物 | ひじき、昆布、切り干し大根 |
| その他 | 好みの味の缶詰やレトルト食品、常温で保存できる食品 |
熱源と、いつもの台所用品
- カセットコンロとカセットボンベ、お湯を沸かす鍋ややかんがあると便利。お湯が沸かせると、調理の幅が広がり、ふだんに近い食事がとれます
- 食品用ポリ袋、ラップ、アルミホイル、クッキングシート、キッチンペーパー、除菌スプレーなども買い置きを
- 食材を入れたポリ袋を鍋で湯せんして加熱する「ポリ袋調理」は、好みの味つけや栄養バランスのとれた食事づくりに役立ち、ご飯を炊くこともできます

災害のときは、たんぱく質やビタミン、食物繊維が不足しがちです。いつもの食品を多めに買い置きして、食べたら買い足すローリングストックで備えましょう。
ローリングストックと実食訓練
- ローリングストック:いつもの食品を多めに買い置き(備える)→賞味期限の古いものから食べる(食べる)→なくなる前に買い足す(買い足す)、をくり返します
- 実食訓練:ライフラインが止まったことを想定して、実際に1食分をつくって食べてみます。備えている食料や物資が本当に役立つかを確かめ、中身を見直すよい機会になります
- 実食訓練は、ローリングストックのサイクルを回すのにも役立ちます

メル美今度の休みに、カセットコンロとポリ袋で1食つくってみようよ。キャンプみたいで楽しそう!
- 備えのひとつにモバイルバッテリーを置いておくなら、モバイルバッテリーの発火を防ぐの記事もどうぞ
- 避難生活や車中泊では、エコノミークラス症候群にも気をつけましょう
まとめ
- 災害時は物流・ライフラインの停止で、ふだんどおりの食事がとれない
- 備えは最低3日分、できれば1週間分(配慮が必要な人は2週間分)
- たんぱく質(魚・肉の缶詰)、日持ちする野菜、乾物も
- カセットコンロとポリ袋で調理の幅が広がる
- ローリングストックで備え、実食訓練で確かめる
参考文献
- 土田直美. 災害発生に備えた栄養・食生活の工夫. 厚生労働省 e-ヘルスネット(2025年12月15日更新). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-04-005.html (閲覧日:2026年9月29日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。