予防2026年10月12日

HPVワクチンのあとの症状で拠点病院を受診した人の経過(2025年度):44人中35人は症状が消えたかよくなった。診療マニュアルは「症状は本物であり、本人のせいではない」と伝えるよう改訂

HPVワクチンを受けたあとの症状について、厚生労働省の審議会の資料「HPVワクチンなどのワクチン接種後に生じる種々の症状についての調査とその対応方法に関する研究報告(第3報)」(2026年7月24日)をもとにまとめました。2025年4月〜2026年2月に全国のブロック拠点病院を受診し、経過がわかった44人のうち、症状が消えた人は5人、よくなった人は30人で、あわせて35人でした。いちばん多い症状は痛みや感覚(光・音・におい)の障害でした。研究班は診療マニュアルを改訂し、症状がワクチンによるものかどうかだけに注目せず、症状の存在を否定しない診療の姿勢や、「主治医不在」にならないことなどを明記しました。

目次
  1. 診療のしくみ
  2. 拠点病院を受診した44人(2025年4月〜2026年2月)
  3. 経過:35人は症状が消えたか、よくなった
  4. 診療マニュアルの改訂
  5. まとめ

メル美HPVワクチンのあとに体調が悪くなった人は、その後よくなっているのかな。

プレ男どんな症状があって、どんなふうに診てもらえるのかも知りたいね。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、HPVワクチンを受けたあとの症状で拠点病院を受診した人の経過の話です。厚生労働省の審議会(2026年7月24日)に提出された研究班(代表:愛知医科大学・西原真理氏)の報告(第3報)をもとにまとめました。相談先や制度についてはHPVワクチンのあとに体調が悪くなったらを見てください。

診療のしくみ

報告によると、全国を10のブロックに分け、ブロックごとに拠点病院が選ばれています。拠点病院は、HPVワクチンの接種後の症状を診る協力医療機関や地域の医療機関、自治体などとつながり、診療の支援や情報の共有を行っています。

拠点病院を受診した44人(2025年4月〜2026年2月)

報告によると、2025年4月〜2026年2月にブロック拠点病院を受診し、経過の情報がわかった44人について、

経過:35人は症状が消えたか、よくなった

報告によると、44人の症状の経過は、

経過 人数
消えた 5人
よくなった 30人
変わらない 4人
不明 4人

で、35人は症状が消えたかよくなっていました。

2025年度に拠点病院を受診し経過がわかった44人のうち、35人は症状が消えたか、よくなっていました。

診療マニュアルの改訂

報告によると、研究班は「HPVワクチン接種後に生じた症状に関する診療マニュアル」を改訂し(2025年版)、

などを書き加えたとしています。

プレ男多くの人がよくなっていて、症状を否定しない診療をめざしているとわかると、相談しやすいね。

接種後の失神についてはHPVワクチンのあとの失神を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 厚生労働省. 第112回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会ほか 資料3-4「HPVワクチンなどのワクチン接種後に生じる種々の症状についての調査とその対応方法に関する研究報告(第3報)」(2026年7月24日、会議後修正、PDF). https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001728327.pdf (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。