世の中のお金の量(マネーストック):2026年8月のM3は1,640兆円、M2は1,296兆円で前年比+2.0%。現金は110兆円で−1.3%と減り、定期預金などの準通貨は+4.4%。日銀が供給するマネタリーベースは533兆円で−15.2%(日本銀行)
日本の世の中に出回るお金の量を、日本銀行の「マネーストック」と「マネタリーベース」(時系列統計データ、2026年10月12日閲覧)でまとめました。2026年8月の平均残高は、M3が1,640兆円(前年比+1.2%)、M2が1,296兆円(+2.0%)、M1が1,087兆円(−0.1%)。内訳は現金通貨110兆円(−1.3%)、預金通貨978兆円(+0.1%)、準通貨531兆円(+4.4%)、CD21兆円。広義流動性は2,343兆円(+4.4%)。日本銀行が供給するマネタリーベースは2026年9月の平均残高533兆円(−15.2%)で、うち日銀当座預金414兆円(−18.3%)、日本銀行券発行高115兆円(−2.0%)。用語の意味と読み方の注意も。

プレ男「世の中のお金の量」って、どうやって数えるの?

メル美日銀が「マネーストック」という統計でまとめているんだって。現金と預金を合わせると1,600兆円を超えるみたい
今回は、世の中に出回るお金の量です。日本銀行の「マネーストック」と「マネタリーベース」の時系列統計データで確認しました(2026年10月12日閲覧)。
この記事は統計の説明です。特定の金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
マネーストックとは
- 世の中に出回る現金と預金などの量を、日本銀行がまとめた統計です
- M1、M2、M3、広義流動性などの指標があります。統計表の区分では、M1とM3は次のような関係です
| 指標 | 中身(統計表の区分) |
|---|---|
| M1 | 現金通貨+預金通貨 |
| M3 | M1+準通貨+CD(譲渡性預金) |
- 2026年8月の数字で、M1(1,087兆円)+準通貨(531兆円)+CD(21兆円)=M3(1,640兆円)になります(計算値)
マネーストックの量(2026年8月の平均残高)
| 指標・内訳 | 残高 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 広義流動性 | 2,343兆円 | +4.4% |
| M3 | 1,640兆円 | +1.2% |
| M2 | 1,296兆円 | +2.0% |
| M1 | 1,087兆円 | −0.1% |
| うち現金通貨 | 110兆円 | −1.3% |
| うち預金通貨 | 978兆円 | +0.1% |
| 準通貨 | 531兆円 | +4.4% |
| CD(譲渡性預金) | 21兆円 | −8.0% |
- 現金通貨は減り、定期預金などの準通貨は増えています
M2の伸び(前年同月比)の動き
| 月 | M2 | 準通貨 | 現金通貨 |
|---|---|---|---|
| 2024年12月 | +1.3% | +1.0% | −2.7% |
| 2025年4月 | +0.5% | +2.0% | −2.6% |
| 2025年9月 | +1.5% | +5.1% | −1.5% |
| 2026年5月 | +2.5% | +4.9% | −1.0% |
| 2026年8月 | +2.0% | +4.4% | −1.3% |

プレ男現金は減って、定期預金などが増えているんだね
マネタリーベース(日銀が供給するお金)
- マネタリーベースは、日本銀行が供給するお金の量で、日本銀行券(お札)、貨幣、日銀当座預金(銀行が日銀に預けているお金)の合計です。2026年9月の数字でも、3つを足すとマネタリーベースの残高になります(計算値)
| 項目(2026年9月の平均残高) | 残高 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| マネタリーベース | 533兆円 | −15.2% |
| うち日本銀行券発行高 | 115兆円 | −2.0% |
| うち貨幣流通高 | 4.6兆円 | −1.2% |
| うち日銀当座預金 | 414兆円 | −18.3% |
- マネタリーベースは、前年より大きく減っています。とくに日銀当座預金の減少が大きくなっています
- 日本銀行の金融政策は日銀の政策金利と投資へ

メル美日銀が出すお金は減っているけど、世の中の預金などの量は少し増えているのね
あわせて読みたい数字
- 家計が持つお金の全体は家計の金融資産は2,519兆円(2026年6月末)、預金の金利は銀行の預金金利はどこまで上がった?へ
読むときの注意
- 数字は月中の平均残高です
- マネーストックと、家計の金融資産の統計は、範囲が違う別の統計です
まとめ
- 2026年8月のM3は1,640兆円、M2は1,296兆円(+2.0%)
- 現金通貨は110兆円で−1.3%、準通貨は531兆円で+4.4%
- 日銀が供給するマネタリーベースは533兆円で−15.2%
- とくに日銀当座預金が大きく減っている
- 統計ごとに範囲が違うことに注意
参考文献
- 日本銀行. マネーストック(主要時系列統計データ表). https://www.stat-search.boj.or.jp/ssi/mtshtml/md02_m_1.html (閲覧日:2026年10月12日)
- 日本銀行. マネタリーベース平均残高(主要時系列統計データ表). https://www.stat-search.boj.or.jp/ssi/mtshtml/md01_m_1.html (閲覧日:2026年10月12日)
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