不動産投資2026年10月5日

不動産クラウドファンディングのしくみ:ネットで少額から不動産事業に出資し、家賃や売却益の分配を受ける。不動産特定共同事業法の許可がいる事業で、2025年度は827件・約1,797億円。「確実にもうかる」と言うのは法律で禁止、元本保証もない

不動産クラウドファンディングのしくみを、国土交通省の「不動産特定共同事業(FTK)の利活用促進ハンドブック(令和8年9月更新)」と不動産特定共同事業法の概要資料でまとめました。出資を募って不動産を売買・賃貸し、収益を分配する事業は不動産特定共同事業法の許可制(1994年制定)。2017年の法改正でインターネット上の手続き(電子取引業務)が整備されました。クラウドファンディングの新規案件は2025年度827件・出資額約1,797億円(2018年度は26件・約12.7億円)。誇大広告や、利益が確実と誤解させる断定的判断の提供は禁止。元本保証ではなく、途中で換金しにくい点にも注意。

目次
  1. しくみ
  2. 広がっている:新規案件と出資額
  3. 事業者は「許可」が必要
  4. 禁止されている広告・勧誘
  5. 注意したいこと
  6. 関連記事
  7. まとめ

プレ男「1万円から不動産投資、想定利回り年8%」ってアプリの広告が出てきた!

メル美「想定」ってところが大事そう。どんなしくみで、どこが国に許可されてるのか見てみよう

今回は、不動産クラウドファンディングです。国土交通省「不動産特定共同事業(FTK)の利活用促進ハンドブック」(令和8年9月更新)と、国土交通省「不動産特定共同事業(FTK)法の概要」で確認しました。

この記事はしくみの説明です。特定の事業者やサービス・案件をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

しくみ

年 主な内容
1994年(平成6年) 法律の制定
2013年(平成25年) 倒産隔離型のスキーム(特例事業)を導入
2017年(平成29年) 小規模不動産特定共同事業を創設、クラウドファンディングに対応した環境(電子取引業務)を整備

広がっている:新規案件と出資額

国土交通省「不動産証券化の実態調査」をもとにしたハンドブックの数字です(年度)。

年度 新規案件数 出資額
2018年度(平成30年度) 26件 12.7億円
2020年度(令和2年度) 137件 85.6億円
2022年度(令和4年度) 419件 604.3億円
2024年度(令和6年度) 875件 1,763.4億円
2025年度(令和7年度) 827件 1,797.2億円

事業者は「許可」が必要

禁止されている広告・勧誘

FTK法は、次のようなことを禁止しています(国土交通省)。

つまり、「必ずもうかる」「元本保証」と言って勧誘すること自体が問題です。

プレ男「想定利回り8%」は、あくまで「想定」なんだね

注意したいこと

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まとめ


参考文献

  1. 国土交通省. 不動産特定共同事業(FTK)の利活用促進ハンドブック(令和8年9月更新). https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/content/002022592.pdf (閲覧日:2026年10月5日)
  2. 国土交通省. 不動産特定共同事業(FTK)法の概要. https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001373305.pdf (閲覧日:2026年10月5日)
  3. 国土交通省. 不動産特定共同事業等について. https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000263.html (閲覧日:2026年10月5日)

この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。