東京ガチ婚活

マス 80STAGE 1 婚活の基本

若い人は恋愛から遠ざかった?出生動向基本調査の約30年分を使った研究(2023年)。恋人がいない人が5年後に恋人をつくる確率はほぼ横ばいで、下がったのは結婚へ進む確率だった

  • オタ男
  • ブン子

2026年10月22日

「最近の若い人は恋愛に消極的」とよく言われます。社会学者の毛塚和宏さんは、国の出生動向基本調査の1987〜2015年の公表データから、同じ年に生まれた人たちが5年のあいだに「交際相手がいない」「恋人がいる」「結婚している」のどの状態へ移ったかの確率を推定しました(『社会学評論』73巻4号、2023年)。恋人がいない状態から恋人がいる状態へ移る確率は、30年でほぼ横ばいか、わずかに山なりでした。いっぽう、恋人がいない人や恋人がいる人が結婚へ進む確率は下がり、交際相手がいないままの確率は上がっていました。

次のマス 81正社員と非正規で、未婚の割合はどれくらいちがう?就業構造基本調査(2022年)
目次
  1. どんな研究?
  2. わかったこと:男性の5年後の状態
  3. わかったこと:女性の5年後の状態
  4. 論文の解釈
  5. 研究の限界
  6. 婚活で考えたいこと
  7. まとめ

ブン子「今の若い人は草食系だから結婚しない」って、親によく言われるの。本当にそうなのかな。

オタ男それ、データで確かめた研究があるらしいよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、若い人の交際と結婚の流れが、約30年でどう変わったかを調べた研究です。毛塚和宏さんの研究ノート「若者は交際から遠のいたのか:出生動向基本調査集積データを用いた交際・有配偶への推移確率の推定」(『社会学評論』73巻4号、2023年、日本社会学会)の原文をもとにまとめました。

どんな研究?

わかったこと:男性の5年後の状態

男性 起点1987年 起点2010年
20代前半→20代後半
「いない」→ 5年後も「いない」 33.91% 53.44%
「いない」→「恋人」 18.75% 17.95%
「いない」→「有配偶」 32.30% 24.68%
「恋人」→「有配偶」 26.21% 18.44%
20代後半→30代前半
「いない」→ 5年後も「いない」 23.78% 43.73%
「いない」→「恋人」 6.69% 9.87%
「いない」→「有配偶」 57.69% 40.45%
「恋人」→「有配偶」 29.80% 26.12%

出典:毛塚和宏『社会学評論』73巻4号(2023年)表1。起点1987年は1987→1992年、起点2010年は2010→2015年の推移。残りの確率は、友人・婚約者などの状態への推移

わかったこと:女性の5年後の状態

女性 起点1987年 起点2010年
20代前半→20代後半
「いない」→ 5年後も「いない」 19.03% 39.97%
「いない」→「恋人」 15.42% 19.53%
「いない」→「有配偶」 51.87% 33.25%
「恋人」→「有配偶」 48.76% 31.41%
20代後半→30代前半
「いない」→ 5年後も「いない」 18.51% 31.17%
「いない」→「恋人」 7.85% 10.89%
「いない」→「有配偶」 62.06% 49.86%
「恋人」→「有配偶」 45.69% 38.00%

出典:同 表1

論文がまとめた傾向は、男女ともほぼ同じでした。

オタ男恋人ができる確率は、30年前とあまり変わってないんだ。減ったのは、結婚に進む確率のほうなんだね。

論文の解釈

この研究では、恋人がいない人が5年のうちに恋人をつくる確率は、約30年でほぼ横ばいでした。下がっていたのは、交際していない人や恋人がいる人が結婚へ進む確率です。

研究の限界

婚活で考えたいこと

ブン子「草食系だから」で片づけられる話じゃないんだね。親にも説明してみる。

オタ男付き合ったあと、結婚の話をちゃんとすることも大事なんだな。

まとめ


参考文献

  1. 毛塚和宏. 若者は交際から遠のいたのか:出生動向基本調査集積データを用いた交際・有配偶への推移確率の推定. 社会学評論. 2023;73(4):435-444. doi:10.4057/jsr.73.435. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsr/73/4/73_435/_article/-char/ja/ (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。