使い捨てライターをポケットに入れたら服が燃えた:ライターの事故は7年半で722件、いちばん多いのは使ったあとの「残り火」209件。中にゴミが詰まると、レバーが戻らず火が残る【消費者庁・国民生活センター】
タバコやキャンプで使う使い捨てライター。国民生活センターと消費者庁によると、ライターの事故情報は2009年9月〜2017年3月で722件あり、いちばん多いのは使ったあとに火が消えずに残る「残り火」の事故(209件)でした。残り火に気づかずポケットやバッグに入れて、服が燃えたり、死亡事故になったりした例もあります。原因は、ライターの中に砂や繊維などのゴミが詰まり、着火レバーが元の位置まで戻らずにガスが少しもれ続けること。車内に置いたライターの破裂も55件ありました。使ったら火が消えたことを確かめる、など事故を防ぐポイントをまとめます。

プレ男キャンプで使った100円ライター、そのままズボンのポケットに入れちゃう。

メル美ライターの事故でいちばん多いのは、使ったあとに火が残っていた「残り火」なんだって。ポケットで服が燃えた例も。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は使い捨てライターです。国民生活センターの「ライターは安全に正しく使いましょう!」(2017年6月1日公表)をもとにまとめました。数字は消費者庁の事故情報データバンク(2009年9月〜2017年3月31日の登録分)によるものです。
事故は722件、いちばん多いのは「残り火」
- ライターの事故情報は722件。年度ごとの件数は減っていますが、毎年事故がおきています
- 種類別では、使用後の残り火による事故が209件でもっとも多く、自動車内での事故が55件、保管・放置中の破裂が52件でした
- とくに使い捨てライター(燃料を入れなおさない、いわゆる100円ライター)での事故が多く、死亡事故もおきています
残り火の事故
残り火とは、ライターを使ったあと、着火レバーから指をはなしても火が消えずについている状態のことです。
- 使い捨てライターを使ったあと、服のポケットに入れていたら服が燃えてやけどを負い、病院で亡くなった(2015年6月)
- ガラステーブルのタバコの箱の上に使ったライターを置いたら、5分もしないうちに発火した(2015年5月)
- 買ったばかりの使い捨てライターをバッグに入れていたら発火し、バッグが焦げた(2014年)
- 原因は、ライターの中に砂や繊維などのゴミが詰まり、着火レバーが正常な位置まで戻らず、ガスが少しもれて火が完全に消えないことだと、消費者安全調査委員会が報告しています
- 残り火は、ふだんの火より小さいこともあり、気づきにくいと考えられています

プレ男火が小さくて気づかないこともあるのか…。
車内に置いたライターの破裂
- 使い捨てライターには可燃性の高圧ガスが入っていて、直射日光が当たる場所や高温になる場所に置くと爆発するおそれがあります
- 気温約20℃の屋外に駐車しても、直射日光で車内は約46℃、ダッシュボードの表面は約79℃まで上がりました
- 車内に置いたライターが、ハンドルやシートの動く部分のすきまにはさまって発火した事故もあります
事故を防ぐポイント
- 使ったあとは、ポケットやバッグに入れる前に、火が完全に消えていることを必ず確かめる
- 使い捨てライターの中に入ったゴミは取りのぞく。異物が入りにくく着火口がふさがれるスライド式は、残り火対策として有効とされています
- 車内など高温・直射日光の当たる場所に置きっぱなしにしない
- 子どもの手の届く所に置かない
- PSCマークのあるライターを使い、PSCマークのない古い使い捨てライターは適切に処分する

ライターを使ったあとは、ポケットやバッグに入れる前に、火が完全に消えていることを確かめましょう。残り火は小さく、気づきにくいことがあります。
PSCマークのしくみはライター、バイクのヘルメット、レーザーポインター、登山用ロープ、夏の車内に置いてはいけないものは夏の車内に置きっぱなしNGなものへ。

プレ男使ったら火が消えたのを見てからしまう。車にも置きっぱなしにしない。

メル美PSCマークも確かめてね。
まとめ
- ライターの事故は722件(2009年9月〜2017年3月)。残り火209件が最多、車内55件、破裂52件
- 残り火は、中にゴミが詰まり、レバーが戻らずガスがもれることが原因。ポケットで服が燃えた死亡事故も
- 晴れた日の車内は、ダッシュボードが約79℃に
- 使ったら火が消えたことを確認、車内に置かない、子どもの手の届かない所に、PSCマークのあるものを
参考文献
- 国民生活センター. ライターは安全に正しく使いましょう!-ライターの注意表示をよく確認し、事故を防ぎましょう-(2017年6月1日公表). https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170601_1.html (閲覧日:2026年10月12日)
- 国民生活センター. 同 報告書本文(PDF). https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20170601_1.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。