日なたに置きっぱなしのアウトドアチェア、座ったら座面が破れて腰をけが。BBQの鉄板でガスこんろ全体をおおう、れんがで囲うとボンベが熱くなって破裂のおそれ【NITE】
キャンプやBBQ、ベランダで使う折りたたみのアウトドアチェアとカートリッジガスこんろ。NITE(製品評価技術基盤機構)によると、ふだん日のあたる場所に置いていた折りたたみ椅子に座ったら、日光で劣化した座面の生地が破れて転び、腰をけがした例がありました。2口のガスこんろに鉄板をのせてボンベの上までおおったら、熱でボンベのバルブがとけてガスがもれ、引火した例、こんろをれんがで囲って使ったらボンベが熱くなって破裂した例も。椅子は使う前に色あせや破れ、ひびを確かめ、こんろは全体をおおう大きな鉄板や鍋を使わない、まわりを囲わないことが大切です。

プレ男週末はベランダでBBQ!アウトドアチェアはずっとベランダに出しっぱなしだし、鉄板も大きいのを買ったよ。

メル美出しっぱなしの椅子の座面が破れた例や、大きな鉄板でガスボンベが熱くなった例があるんだって。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はアウトドアチェアとカートリッジガスこんろです。NITE(製品評価技術基盤機構)の製品安全情報マガジン「夏に向けて気を付けたい事故(折りたたみ椅子、スプレー缶)」(2025年6月24日)、「レジャー用品による事故」(2022年8月9日)、「キャンプ用品の事故」(2021年5月18日)をもとにまとめました。
折りたたみ椅子:日光で座面が弱くなる
- 折りたたみ椅子に座ったら座面の生地が破れて転び、腰をけがした(2014年、20代男性)。ふだんから直射日光のあたる場所で、よく使われていた椅子でした。日光などで座面の化学繊維が劣化して弱くなり、座ったときの力で破れたと考えられます
- 溶接不良で、使っているときにフレームがこわれた例もありました(リコール品)
注意するポイント
- 長く使っていて、樹脂部分に細かいひびがある、座面などの布が色あせているなど、日光や風雨で劣化していそうなら、強度を確かめてから使う
- 使う前に、変色・破れ・プラスチックのひび割れがないか確かめる。取扱説明書にしたがって、適切な場所に保管する(屋外で直射日光や風雨にあたると、紫外線や水分で強度が下がります)
- 組み立てるときや使うとき、折りたたみ部分のすき間に指をはさまない
- リコールの対象でないか確かめる

プレ男ベランダに出しっぱなしは、いちばんよくないパターンだったのか…。
カートリッジガスこんろ:ボンベを熱くしない
- 2口のガスこんろに鉄板をのせ、ボンベの上までおおって使っていたら、鉄板からの熱(放射熱)で片方のボンベのプラスチックのバルブがとけ、もう一方の火を消さずにボンベを外したら、もれたガスに引火した
- ガスこんろをれんがで囲って使ったら、囲まれた中の温度が上がり、ボンベが熱くなって破裂し、火災になった
- 器具のつまみを無理に回してボンベの接続部がこわれ、無理にボンベをとりつけたら、もれたガスに引火した
注意するポイント
- こんろ全体をおおう大きさの鍋や鉄板を使わない。鉄板の熱でボンベが熱くなり、バルブがとけると、ガスもれや破裂のおそれがあります
- こんろのまわりを囲わない
- ボンベは取扱説明書どおりに正しく接続する。接続のあとに異音や異臭があれば、ガスがもれているおそれがあります
キャンプ用品の事故は5年で183件、いちばん多いのはガスこんろ
NITEの「おうちキャンプを楽しく安全に~使い方・捨て方・選び方~」(2020年8月27日)によると、キャンプ用品の事故は2015〜2019年度の5年間に183件(火災122件、死亡7件)。いちばん多いのはカートリッジガスこんろの65件で、ボンベとの接続不良や、熱による破裂・引火で起きていました。
- カセットボンベなどは、中にガスが残ったまま捨てると、ごみ収集車やごみ処理場で火災になるおそれがあります。捨て方にも注意しましょう
- 携帯発電機を換気の悪い物置で使い、一酸化炭素中毒で亡くなった例も。十分に換気できる場所で使う
アウトドア調理のNG行動
NITEの「夏もやっぱり火の用心!~アウトドア調理時のNG行動~」(2023年7月27日)によると、ガストーチやカートリッジガスこんろなどガスを燃料とする製品の事故は、2017〜2022年度に合計172件。多くは「もれたガスに引火」と「熱くなったボンベの破裂」でした。
- 製品とボンベの接続部に劣化や汚れがないか、正しく接続できているか確かめる
- 点火の前に異音や異臭がないか確かめる
- カートリッジガスこんろで炭の火おこしをしない
- ガストーチは大きく傾けて使わない
- 一度火をつけたら、着火剤を継ぎ足さない
NITEの「増加するキャンプ需要~初心者が守るべき注意点~」(2021年4月28日)では、こんな点もあげています。
- Oリングなどの劣化や接続部の汚れがあると、すき間から燃料がもれて引火するおそれ。出発の前に点検を
- テントの中など換気が不十分な場所で、たき火やガスこんろ、ポータブルストーブ、ランタンを使うと一酸化炭素中毒のおそれ。必ず屋外の風通しのよい場所で
- 機器ごとに対応する燃料があるので、取扱説明書で確かめる
- 炎天下の砂浜や河原、車の中など、熱くなりやすい場所にボンベを放置しない
古いカセットボンベは使わない
国民生活センターの見守り新鮮情報 第502号(2025年1月16日)では、阪神・淡路大震災のころに買ったカセットボンベを使ったら、ガスがもれて火をふいたという相談を紹介しています。
- 使っていなくても、製造から長い時間がたったり、保管の環境がよくなかったりすると、内部のパッキンが劣化してガスもれのおそれがあります
- 使用の目安は製造後約7年。製造年月日を確かめ、表示のないもの、変形・さびのあるものは使わない
- 災害用の備蓄は、年数に応じて使い切って新しいものを補充する
- 空のボンベは自治体のルールで捨てる。ガスが残っている、捨て方がわからないときは、製造事業者か、日本ガス石油機器工業会のカセットボンベお客様センター(0120-14-9996)へ
焚き火とキャンプの「ヒヤリ」(東京都 2025年)
東京都が、キャンプ・バーベキューの経験がある20歳以上の3,000人に聞いた調査(2025年4月24日)では、けがやヒヤリの経験は「調理・食べる」場面が442人ともっとも多く、焚き火の場面でも262人。けがをしても62.7%は受診せず、72.2%はどこにも相談しませんでした。
- 焚き火の点きが悪く着火剤をスプレーしたら、顔の前で大きく燃え上がり前髪が焦げた
- 火力を上げようと薪に息を吹きこんだら炎が大きくなり、火の粉で服に穴
- 消火した直後の場所に足をふみ入れ、足の裏に大きなやけど
- テーブルが傾いてけが、ハンモックから落ちて手をつき骨折、なども
- 平らで安定した場所を選ぶ。設営や調理では軍手や耐火手袋。まわりに燃えやすいものを置かず、風の強い日は火を避けるか風よけを。燃えにくい素材の服を選び、着火剤の扱いに十分注意。消火用の水を近くに用意し、使い終わったら完全に消火して、炭や薪が冷めるまで放置しない

カートリッジガスこんろは、全体をおおう大きな鉄板や鍋を使ったり、まわりを囲ったりすると、ボンベが熱くなって破裂するおそれがあります。
ガストーチの注意は料理やキャンプのガストーチ、ボンベを傾けすぎると大きく燃えあがる、夏の車内に置きっぱなしにしないものは夏の車内に置きっぱなしNGなものへ。

プレ男椅子は使い終わったら室内にしまう。鉄板はこんろに合ったサイズにしよう。

メル美座る前に、座面の色あせと破れもチェックしてね。
大人のライフジャケットの着用率と正しい着方は、釣りや川遊びの大人、ライフジャケットを着ている人は少数?へ。
まとめ
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日なたに置きっぱなしの折りたたみ椅子は、日光で座面が劣化して破れることがある
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使う前に色あせ・破れ・ひびを確認。適切な場所に保管。指はさみにも注意
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ガスこんろは、全体をおおう鉄板・鍋を使わない、まわりを囲わない
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ボンベは正しく接続、異音・異臭があれば使わない
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リコールも確認
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古いカセットボンベは使わない(使用の目安は製造後約7年)
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着火剤を継ぎ足さない、焚き火は完全に消火して冷めるまで放置しない
参考文献
- 製品評価技術基盤機構(NITE). 製品安全情報マガジン Vol.479「夏に向けて気を付けたい事故(折りたたみ椅子、スプレー缶)」(2025年6月24日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/2025fy/vol479_250624.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 製品評価技術基盤機構(NITE). 製品安全情報マガジン Vol.410「レジャー用品による事故」(2022年8月9日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/2022fy/vol410_220809.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 製品評価技術基盤機構(NITE). 製品安全情報マガジン Vol.380「キャンプ用品の事故」(2021年5月18日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/2021fy/vol380_210518.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 製品評価技術基盤機構(NITE). おうちキャンプを楽しく安全に~使い方・捨て方・選び方~(2020年8月27日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2020fy/prs200827.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 製品評価技術基盤機構(NITE). 夏もやっぱり火の用心!~アウトドア調理時のNG行動~(2023年7月27日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2023fy/prs230727.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 製品評価技術基盤機構(NITE). 増加するキャンプ需要~初心者が守るべき注意点~(2021年4月28日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2021fy/prs210428.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 国民生活センター. 見守り新鮮情報 第502号 古いカセットボンベの取り扱いに注意(2025年1月16日). https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen502.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 東京都. ヒヤリ・ハット調査 キャンプ・バーベキューにおける製品等の危険(調査報告)(2025年4月24日). https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/hiyarihat/camp202504.html (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。