
プレ男ネッシーって、恐竜の生き残りなんでしょ?首の長い写真、見たことあるよ!

メル美あの写真、本物なのかな?今の科学なら、何かわかりそうだよね。
こんにちは、Dr. Taro です。 「都市伝説にマジレス」、今回はネッシーです。
いちばん有名な写真は、作り物だった
- 1934年、イギリスの新聞に、ネス湖から長い首の生き物が顔を出しているような写真がのりました。撮影者とされたのが外科医だったことから、「外科医の写真」と呼ばれ、約60年にわたってネッシーの代表的な姿になりました
- ところが1994年、この写真づくりにかかわったクリスチャン・スパーリングという人物が、亡くなる前に、おもちゃの潜水艦に、首と頭の模型をつけて撮影したものだったと明かしました
- 新聞にのった写真は、まわりを切りとって、模型の小ささがわからないようにしてあった、とされています
- きっかけは、怪獣の足あとを見つけたと発表した人物が、それをカバの足(当時、傘立てとして使われていた)で作られたと見やぶられて恥をかいたこと。「だったら、やつらに怪獣を見せてやろう」という仕返しだった、と伝えられています

プレ男あの写真、おもちゃの潜水艦だったの!?
湖の水のDNAを調べてみた(2019年)
- 生き物は、皮ふやフンなどから、まわりの水にDNA(環境DNA)を残します。水をくんで調べれば、そこにどんな生き物がいるかがわかります
- ニュージーランドのオタゴ大学のニール・ゲメル教授らは、2019年、ネス湖のいろいろな深さから250本の水をとり、DNAを調べました
- 結果、
- 首長竜(プレシオサウルス)のような爬虫類のDNAは見つかりませんでした
- 「正体は巨大なナマズ」「チョウザメ」「ニシオンデンザメ」といった説の、ナマズ、チョウザメ、サメのDNAも見つかりませんでした
- いっぽうで、ウナギのDNAが、ほぼすべての場所から、大量に見つかりました
- ゲメル教授は、DNAからは大きさまではわからないとしながらも、「巨大なウナギ」説はありえる考えとして残る、と話しています
- ほかにも、人間、イヌ、ヒツジ、ウシ、シカ、アナグマ、キツネ、ウサギなど、湖のまわりの生き物のDNAが見つかりました

メル美恐竜じゃなくて、ウナギかもしれないんだ!
まじめに考えると
- 首長竜は、約6,600万年前に、ほかの恐竜などと一緒に絶滅したと考えられています。もし生き残っていたとしても、1頭だけでは何千万年も続かず、たくさんの仲間がいるはずです。それなら、DNAが見つからないのは不自然です
- ネッシーの目撃談には、大きなウナギ、流木、波、鳥などを見まちがえたものもあると考えられています

湖の水250本のDNAを調べても、爬虫類のDNAは見つかりませんでした。見つかったのは、たくさんのウナギのDNAでした。
まとめ
- 有名な1934年の「外科医の写真」は、おもちゃの潜水艦に首をつけた作り物だった(1994年に告白)
- 2019年、ネス湖の水250本の環境DNAを調べた研究では、爬虫類のDNAはゼロ
- 見つかったのは大量のウナギのDNA。「巨大ウナギ説」はありえる、と研究者
- ほかの都市伝説は、バミューダトライアングル、ロズウェル事件もどうぞ
参考文献
- BBC Science Focus. Loch Ness Monster DNA study reveals ‘plausible’ explanation for sightings(2019年9月5日). https://www.sciencefocus.com/news/loch-ness-monster-dna-study-reveals-plausible-explanation-for-sightings (閲覧日:2026年9月29日)
- Sci.News. Scientists Find Significant Amount of Eel DNA in Loch Ness(2019年9月). https://www.sci.news/biology/eel-dna-loch-ness-07580.html (閲覧日:2026年9月29日)
- University of Otago. First eDNA study of Loch Ness points to something fishy(2019年9月5日). https://www.otago.ac.nz/news/newsroom/first-edna-study-of-loch-ness-points-to-something-fishy (閲覧日:2026年9月29日)※インターネットアーカイブの保存版(2025年8月4日)で確認 http://web.archive.org/web/20250804214627/https://www.otago.ac.nz/news/newsroom/first-edna-study-of-loch-ness-points-to-something-fishy
- Boese A. The Surgeon’s Photo. Museum of Hoaxes. https://hoaxes.org/photo_database/image/the_surgeons_photo/ (閲覧日:2026年9月29日)
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