
オタ男ぼく、まだ実家暮らしなんだ。婚活では不利なのかなって気になってて…。同じくらいの年の未婚の人って、どうしてるんだろう。

デア子わたしも、まわりの未婚の人がどんな働き方をしているのか、知りたいな。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、未婚の人の働き方と住まいのデータです。国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査」の報告書(2023年8月公表)の「第Ⅲ部 未婚者と夫婦の就業・居住・価値観」をもとにまとめました。調査は2021年6月に行われています。
学校を出たときに「正規の職員」だった人は増えた
25〜34歳の未婚者に、最後の学校を出たあとの働き方をたずねた結果です。
| 2010年の調査 | 2021年の調査 | |
|---|---|---|
| 正規の職員(男性) | 57.2% | 62.3% |
| 正規の職員(女性) | 56.2% | 61.5% |
- 正規の職員の割合は、2010年の調査がいちばん低く、そのあと上がっています
- パート・アルバイトや派遣などの非正規の割合は、2010年に広がったあと、いくぶん減っています
- 学校を出たとき無職・家事だったのは、2021年は男性8.3%・女性7.6%でした
いまの働き方
- 未婚者の調査のときの働き方は、1980〜2000年代にかけて正規の職員の割合が下がっていましたが、前回の調査から上がりはじめ、どの年齢でも2000年代はじめの水準にもどりつつあります
- どの年齢でも、女性のほうが非正規の割合が高くなっています
- 35〜49歳の未婚者では、2000年代以降、無職・家事の割合が男女とも15%前後で続いています
- 25〜34歳の未婚者の1週間の労働時間は、20年前より減る傾向です(2021年の調査はコロナの時期で、休業やリモートワークなどの一時的な変化が入っている可能性がある、と報告書は書いています)
年収は10年前より上に
- 25〜34歳の未婚者と夫婦の夫・妻の前の年の年収は、2010年・2015年の調査にくらべて、全体に上のほうに移っていました
- いちばん多い年収の帯は、未婚男性で300万円台、未婚女性で200万円台、夫で400万円台でした
- 妻は「無職・学生」がいちばん多く、年収では100万円未満がいちばん多くなっています

デア子未婚の男性でいちばん多い年収は300万円台なんだね。婚活の「年収○○万円以上」の条件とくらべると、ずいぶんちがう…。
婚活でよく見る年収の条件と、国税庁の統計は婚活の「年収600万円以上」はどれくらいいる?の記事にまとめています。
親と同居する未婚者は、男女とも減った
18〜34歳の未婚者で、両親か、父母のどちらかと同居している人の割合です。
| 2015年の調査 | 2021年の調査 | |
|---|---|---|
| 男性 | 72.2% | 65.9% |
| 女性 | 78.2% | 72.1% |
- 1990年代以降は、親と同居する割合は上がる傾向でしたが、今回の調査で下がりました
- 女性のほうが、親と同居する割合が高くなっています
- 働き方別では、男性は派遣・嘱託と学生で、同居の割合が大きく下がりました。女性は無職・家事以外で下がりました

オタ男減ったとはいえ、18〜34歳の未婚の男性の3人に2人は、親と暮らしているんだ。

2021年の調査では、親と同居している18〜34歳の未婚者は、男性65.9%・女性72.1%でした。前回より下がりましたが、いまも多数派です。
結婚を決めたとき、夫婦はどう働いていた?
同じ調査の夫婦に、いまの結婚を決めたときの働き方の組み合わせをたずねた結果です。
- いちばん多いのは、夫が正規の職員で、妻も正規の職員か自営などの組み合わせで、2002年の調査以降、約6割で推移しています
- 次に多いのは、夫が正規の職員で、妻がパート・アルバイト・派遣などで、今回は20.5%でした
- 夫が正規の職員で、妻が無職・学生の組み合わせは、2002年の調査の9.1%から、今回は3.3%に減りました
また、調査のときの夫婦の働き方の組み合わせを、妻の年齢別に見ると:
- 夫も妻も正規の職員などの夫婦は、2010年の調査までは妻30代・40代とも2割ほどでしたが、その後増え、今回は妻30代で34.1%といちばん多い組み合わせになり、妻40代では28.0%でした
- 夫が正規の職員で妻が無職・学生の組み合わせは、2002年ごろまでは妻30代で40%台のいちばん多い組み合わせでしたが、減りつづけて、今回は22.8%でした
共働きの世帯の数の移り変わりは共働き世帯は専業主婦世帯の3.5倍にの記事にまとめています。
注意したいこと
- 全国の調査で、東京だけの数字ではありません
- 「親と同居」は、父母のどちらか1人でも同居していれば同居としています
- 年収は、前の年(2020年)の年収をたずねたものです
- 働き方と結婚する意欲の関係は、働き方で結婚の意欲は変わる?の記事にまとめています

オタ男実家暮らしは、ぼくだけじゃなかった。家事もできるように、少しずつ練習してみるよ。

デア子年収や住まいだけで相手を決めつけないで、どんな暮らしをしたいかを話してみたいな。
まとめ
- 学校を出たときに正規の職員だった25〜34歳の未婚者は、男性62.3%・女性61.5%で、2010年の調査から増えた
- 25〜34歳の未婚者の年収でいちばん多いのは、男性300万円台・女性200万円台。10年前より上に移った
- 親と同居する18〜34歳の未婚者は、男性65.9%・女性72.1%に下がったが、いまも多数派
- 結婚を決めたとき、夫が正規の職員で、妻も正規の職員か自営などの夫婦が約6割
参考文献
- 国立社会保障・人口問題研究所. 現代日本の結婚と出産 ― 第16回出生動向基本調査(独身者調査ならびに夫婦調査)報告書 ―(2023年8月31日). 第Ⅲ部 未婚者と夫婦の就業・居住・価値観(図表10-1-1〜10-1-6、図表10-2-1). https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16_Report05.pdf (閲覧日:2026年10月22日)
- 国立社会保障・人口問題研究所. 第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査). https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/doukou16_gaiyo.asp (閲覧日:2026年10月22日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。


