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プレ男アメリカ海軍が、軍艦を透明にしてワープさせる実験をしてたって本当?アインシュタインも関わってたらしいよ!

メル美「フィラデルフィア実験」だよね。海軍は何て言ってるんだろう?
こんにちは、Dr. Taro です。 「都市伝説にマジレス」、今回はフィラデルフィア実験です。アメリカ海軍の歴史部門、海軍歴史遺産司令部(NHHC)の公式ページと、海軍研究局(ONR)の情報シートをもとにまとめました。
どんなうわさ?
- 1943年の秋、アメリカ海軍の駆逐艦が透明にされ、ペンシルベニア州フィラデルフィアからバージニア州ノーフォークへ瞬間移動した
- その船は、護衛駆逐艦「エルドリッジ」だったとされる
- アインシュタインの「統一場理論」を使った、乗組員に恐ろしい後遺症が出た、ともいわれます
- 別名「レインボー計画」
マジレス1:記録は見つかっていない
- NHHC の文書館は、くり返し記録を調べたけれど、この出来事を裏づける文書も、海軍がそうしたことを試みようとした関心を示す文書も見つかっていない、としています
マジレス2:エルドリッジは、その時期フィラデルフィアにいなかった
文書館は、エルドリッジの航海日誌と戦闘日誌を、1943年8月27日の就役から12月まで調べました。
| 1943年 | エルドリッジの動き(戦闘日誌より) |
|---|---|
| 8月27日 | ニューヨーク海軍工廠で就役。ニューヨークとロングアイランド湾に |
| 9月16日〜10月15日 | バミューダへ。訓練と試運転 |
| 10月18日〜11月1日 | 船団とニューヨークへ戻り、港にとどまる |
| 11月2日 | 船団 UGS-23 の護衛でノーフォークに入る |
| 11月3日〜22日 | カサブランカへ |
| 11月29日〜12月17日 | 船団 GUS-22 の護衛でニューヨークへ |
| 12月31日 | ほかの4隻とノーフォークへ |
- NHHC は、「この期間、エルドリッジは一度もフィラデルフィアにいなかった」と書いています

メル美航海日誌で、毎日の居場所がわかるんだ!
マジレス3:「目撃した」はずの船も、その場にいなかった
- うわさでは、民間の貨物船「アンドリュー・フュルセス」の乗組員が、ノーフォークにエルドリッジが瞬間移動してくるのを見たことになっています
- しかし、記録では、この船は8月16日にノーフォークを出てカサブランカへ行き、10月4日に戻り、10月25日に再び出港して地中海へ。戻ったのは1944年1月17日でした
- 1943年当時のこの船の船長は、自分も乗組員も何も変わったものは見ていないと、手紙ではっきり否定しています
- NHHC は、「エルドリッジとアンドリュー・フュルセスは、同じ時期にノーフォークにいたことすらない」と書いています
マジレス4:アインシュタインと「レインボー」
- ONR は、力場で船と乗組員を見えなくすることは、知られている物理法則に合わないとしています。アインシュタインの統一場理論は完成しなかったとも述べています
- アインシュタインは、1943〜1944年に海軍の兵器局の非常勤の顧問でしたが、研究していたのは爆発物と爆発の理論。透明化や瞬間移動の研究に関わっていた形跡はありません
- 1940年代の「レインボー(RAINBOW)」は、イタリア・ドイツ・日本の枢軸国と戦うための戦争計画の暗号名でした。船を消す計画の記録はありません

プレ男「レインボー計画」って、ワープじゃなくて戦争の作戦計画の名前だったんだ。
うわさはどこから来た?
- ONR によると、うわさの始まりは、1955年に出た M.K.ジェサップの本『The Case for UFO’s』(UFOの事例)です
- 本が出たあと、ジェサップのもとにカルロス・ミゲル・アエンデと名のる人物から手紙が届き、「1943年にフィラデルフィアで船が透明になり、数分でノーフォークと行き来した。自分は別の船から見た。フィラデルフィアの新聞にも載った」と書いてありました
- しかし、その新聞がどれなのかはわかっておらず、アエンデが何者なのかもわかっていません
- 1956年には、余白に UFO についての書きこみがある本が、匿名で ONR に送られてきました。当時 ONR にいた2人の士官が個人的に興味をもち、25部をタイプで複製しました
もとになったかもしれない「本物の実験」
- 消磁(デガウシング):船体のまわりに電線をめぐらせて電流を流し、船の磁気を打ち消す技術。磁気機雷のセンサーからは「見えなく」なりますが、人の目にもレーダーにも、ちゃんと見えます
- 1950年代の駆逐艦「ティマーマン」での、高い周波数の発電機の実験。コロナ放電など、高周波の発電機でよく知られた現象が起きましたが、乗組員に影響はありませんでした
- フィラデルフィア海軍工廠で戦時中に行われたふつうの研究が、うわさのもとになったのではないか、と海軍は考えています

米海軍が航海日誌と戦闘日誌を調べたところ、1943年8月27日の就役から12月まで、エルドリッジは一度もフィラデルフィアにいませんでした。
まとめ
- 海軍の文書館は、実験を裏づける記録はないとしている
- 航海日誌によると、エルドリッジはその時期フィラデルフィアにいなかった
- 「目撃者」の船も、同じ時期にノーフォークにいなかった
- アインシュタインが研究していたのは爆発物。「レインボー」は戦争計画の名前
- 始まりは1955年の本と、正体不明の人物の手紙。もとは消磁などの実験か
- ほかの海のなぞは、バミューダトライアングルもどうぞ
参考文献
- Naval History and Heritage Command. Philadelphia Experiment. https://www.history.navy.mil/research/library/online-reading-room/title-list-alphabetically/p/philadelphia-experiment.html (閲覧日:2026年10月3日)
- Naval History and Heritage Command. Philadelphia Experiment: ONR Information Sheet. https://www.history.navy.mil/research/library/online-reading-room/title-list-alphabetically/p/philadelphia-experiment/philadelphia-experiment-onr-info-sheet.html (閲覧日:2026年10月3日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。