
プレ男甥っ子が「プール熱」だって。プールに入らなければ大丈夫なんでしょ?

メル美冬にもはやるって聞いたよ。プールだけじゃないのかも。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、プール熱(咽頭結膜熱)の話です。国立健康危機管理研究機構(JIHS)の感染症情報提供サイト「咽頭結膜熱(詳細版)」と、学校保健安全法施行規則をもとにまとめました。
どんな病気?
- アデノウイルス(多くは3型。4型、7型、2型、11型などのことも)による感染症です
- 発熱で始まり、のどの痛み(咽頭炎)と目の充血・痛み・まぶしさ・涙・目やに(結膜炎)が、3〜5日ほど続きます。頭痛、食欲がない、だるさ、首のリンパ節のはれが出ることもあります
- 目の症状はふつう片方から始まり、もう片方にも出ます。目にずっと残る障害が出ることは通常ありません
- 潜伏期間は5〜7日
- 生後14日以内の新生児がかかると、全身に広がって重くなることがあります
いつ、どうやってうつる?
- 6月ごろから増え、7〜8月がピークです。2003年からは冬にも流行の山がはっきり見られるようになりました
- 報告の約6割は5歳以下です
- うつり方は、ふつう飛沫感染か手を介した接触感染です。プールでは、汚れた水から目に直接入ると考えられています。プールに入らなくても、うつることがあります

プレ男プールに入らなくても、せきや手からうつるんだ。冬にもはやるんだね。
治療と予防
- 特別な治療薬はなく、症状をやわらげる治療が中心です。目の症状が強いときは、眼科の治療が必要になることもあります
- 予防は、かかった人との濃い接触を避ける、流行しているときはうがいや手洗いを
- 手は石けんと流水で洗います。アデノウイルスには、消毒用エタノールの効果は弱いことが知られています(器具は煮沸や次亜塩素酸ナトリウムで)
- プールでの流行には、プールの塩素濃度を適正に保つことが対策になります

プール熱の原因のアデノウイルスには、消毒用エタノールの効果は弱いことが知られています。手は石けんと流水でしっかり洗いましょう。
学校・保育園は?
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学校保健安全法では第二種の感染症で、主な症状がなくなったあと2日たつまで出席停止です(医師が感染のおそれがないと認めたときは除く)
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同じアデノウイルスで目に強い症状が出るはやり目(流行性角結膜炎)、夏に子どもではやる手足口病の記事もどうぞ

メル美甥っ子のお世話のあとは、石けんで手洗いして、タオルも分けようね。
まとめ
- プール熱はアデノウイルスによる発熱・のどの痛み・目の充血の病気
- 潜伏期間5〜7日、症状は3〜5日
- 夏がピーク、冬にも流行。5歳以下が約6割
- 飛沫・手からもうつる。プールだけではない
- 手洗いは石けんと流水(エタノールは効きにくい)。学校は症状がなくなって2日まで出席停止
参考文献
- 国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト. 咽頭結膜熱(詳細版). https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/adenovirus/detail/index.html (閲覧日:2026年10月6日)
- 学校保健安全法施行規則(昭和33年文部省令第18号)第18条・第19条. e-Gov法令検索. https://laws.e-gov.go.jp/law/333M50000080018 (閲覧日:2026年10月6日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。