美容医療の基本2026年10月4日

シミのレーザー治療、まず「シミの種類」の診断から:いちばん多い日光黒子(老人性色素斑)には「強く推奨」。肝斑は日焼け対策と塗り薬・飲み薬のあとに「弱く提案」。悪性のほくろとの見分けが大事

日本皮膚科学会など5学会の「美容医療診療指針」(令和元年度厚生労働科学特別研究事業、2020年)によると、「シミ」には日光黒子(老人性色素斑)、肝斑、そばかす、炎症後色素沈着などがあり、まじっていることも多いとされます。いちばん多い日光黒子には、レーザーや光治療(IPL)が有効で「治療を希望する患者には強く推奨」。一方、再発しやすい肝斑は、遮光と美白剤・飲み薬などで十分な効果がないときの併用療法として「弱く提案」にとどまります。悪性腫瘍との見分けや、色素沈着などの合併症もまとめました。

目次
  1. 「シミ」には、いろいろな種類がある
  2. 日光黒子(老人性色素斑):レーザー・光治療は「強く推奨」
  3. 肝斑:まず日焼け対策と、塗り薬・飲み薬
  4. 受ける前に確かめたいこと
  5. まとめ

メル美頬のシミが濃くなってきた気がする…。レーザーで1回で取れるって広告を見たんだけど。

プレ男ぼくも、外回りで日焼けしたせいか、こめかみに茶色いシミが。男もシミ取りってするのかな?

こんにちは、Dr. Taro です。 「美容医療」から、今回はシミのレーザー治療の話です。日本皮膚科学会・日本形成外科学会・日本美容皮膚科学会・日本美容外科学会(JSAPS・JSAS)の5学会が作った「美容医療診療指針」(令和元年度厚生労働科学特別研究事業、2020年)をもとにまとめ、改訂版(令和3年度厚生労働科学研究補助金)の内容も確認しました。

「シミ」には、いろいろな種類がある

メル美シミって、ひとつの種類じゃないんだ。

日光黒子(老人性色素斑):レーザー・光治療は「強く推奨」

いちばん大事なのは「悪性のものとの見分け」

プレ男シミだと思って焼いたら、がんだった…なんてこともあるのか。まず診てもらわなきゃ。

肝斑:まず日焼け対策と、塗り薬・飲み薬

シミのレーザー治療は、まずシミの種類を診断することから始まります。悪性のものとの見分けが大切なので、皮膚科などで診てもらってから治療を選びましょう。

受ける前に確かめたいこと

日焼け対策は、すべての基本

メル美わたしのは頬の左右にあるから、肝斑かも。まずは皮膚科で診断してもらって、日焼け止めをちゃんと塗るね。

プレ男ぼくも診てもらう。営業の日は日焼け止めを塗るよ。

まとめ


参考文献

  1. 日本皮膚科学会, 日本形成外科学会, 日本美容皮膚科学会, 日本美容外科学会(JSAPS), 日本美容外科学会(JSAS). 美容医療診療指針(令和元年度厚生労働科学特別研究事業). 日本美容外科学会会報 42(特別号), 2020. 第1章 シミ(基礎知識、CQ1-1-1、CQ1-1-2). https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/biyosinryo.pdf (閲覧日:2026年10月4日)
  2. 日本皮膚科学会, 日本形成外科学会, 日本美容皮膚科学会, 日本美容外科学会(JSAPS), 日本美容外科学会(JSAS). 美容医療診療指針(令和3年度厚生労働科学研究補助金). 日本美容外科学会会報 44(特別号). https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/biyo2v.pdf (閲覧日:2026年10月5日)(第1章。日光黒子・肝斑の推奨度は改訂版でも同じ)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。