ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】1個の原子、1個の光の粒を「こわさずに」見る:世界一ピカピカの鏡のあいだを光の粒が地球1周分(4万km)往復。宇宙誕生から数えても約5秒しかずれない時計、高さ30cmの重力のちがいもわかる(2012年ノーベル物理学賞)

光や物質の粒が1個だけになると、ふつうの物理の法則ではなく、量子の法則にしたがいます。でも、1個の粒はまわりとふれあうと、すぐにその量子のふしぎな性質を失ってしまいます。2012年のノーベル物理学賞は、1個の粒を、量子の性質を保ったまま測ったり操ったりする方法を、それぞれ別々に開発したアロシュ博士とワインランド博士に贈られました。ワインランド博士は電気をおびた原子(イオン)をわなにとらえて光で操り、アロシュ博士は鏡のあいだに光の粒をとじこめて原子で調べました。量子コンピューターへの第一歩となり、宇宙が生まれてから測っても約5秒しかずれない「光時計」も生まれました。

目次
  1. 1個の粒は、すぐに「ふしぎ」を失う
  2. 2人の、さかさまのアプローチ
  3. 世界一ピカピカの鏡
  4. 光時計:宇宙の年齢でも約5秒のずれ
  5. 量子コンピューターへの第一歩
  6. つながるテクノロジー
  7. まとめ

プレ男量子の世界って、見ようとするとこわれちゃうんでしょ?どうやって研究するの?

メル美1個の粒を、こわさずに見る方法をつくった人たちがいるんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回は1個の量子の粒をあつかう技術です。2012年のノーベル物理学賞の発表と一般向け解説をもとにまとめました。

1個の粒は、すぐに「ふしぎ」を失う

2人の、さかさまのアプローチ

プレ男原子を光で、光を原子で。ちょうど逆なんだね!

世界一ピカピカの鏡

光時計:宇宙の年齢でも約5秒のずれ

量子コンピューターへの第一歩

2012年の受賞者は、1個の原子や光の粒を、量子の性質を保ったまま測り、操る方法をつくりました。量子コンピューターへの第一歩となり、宇宙の年齢でも約5秒しかずれない光時計も生まれました。

つながるテクノロジー

プレ男30cmの高さのちがいで時間の進み方が変わるなんて、ふしぎすぎる。

メル美それを測れる時計をつくったのがすごいね。

いまの時間の基準、セシウム原子時計を生んだ技術は、「1秒」はセシウム原子が91億9263万1770回ふるえる時間へ。

まとめ


参考文献

  1. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Physics 2012. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/physics/2012/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. The Royal Swedish Academy of Sciences. Information for the public: Particle control in a quantum world (PDF). https://www.nobelprize.org/uploads/2018/06/popular-physicsprize2012.pdf (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。