スマホや車に入る「UWB」の電波、屋外で使えるのは7.25〜9.0GHzだけ。空港のレーダーや電波天文台などの敷地内では、電波を止めるよう求められることも。機内モードや電源オフで止められる【総務省】
最近のスマホや自動車には、近くの機器との距離や位置を細かく測れる「UWB(超広帯域)」の無線が入っているものがあります。総務省の電波利用ポータルによると、日本でUWBを屋外で使えるのは、ハイバンドの低い帯域(7.25〜9.0GHz)だけ。ほかの帯域は屋外で使えません。さらに、空港の着陸誘導レーダーや気象レーダー、電波天文台などがある施設の敷地内では、電波干渉を避けるため、設備の運用者からUWBの電波を止めるよう求められることがあります。屋外で使えるUWB機器には、電波を止める機能が義務づけられていて、電源を切る、スマホの機内モードにする、などで止められます。

プレ男スマホの設定に「UWB」って書いてあったけど、何の電波?

メル美近くの機器との距離を細かく測れる電波なんだって。屋外で使える周波数に決まりがあるみたい。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はUWB(超広帯域)無線です。総務省の電波利用ポータル「UWB無線システムの屋外利用時の運用制限について」をもとにまとめました。
UWBとは
- とても広い周波数の帯域を使う無線で、高い精度で位置や距離を測れるため、近い距離の測位システムやセンサー、レーダーに使われています
- 日本でも、モバイル端末や自動車にのせて、屋内外で使うニーズが高まっています
屋外で使える周波数
- UWBが使う周波数は、マイクロ波帯の3.4〜4.8GHz(ローバンド)と7.25〜10.25GHz(ハイバンド)などがあります
- 日本で屋外で使えるのは、ハイバンドの低い帯域(7.25〜9.0GHz)だけ。ローバンドと、ハイバンドの高い帯域(9.0〜10.25GHz)は、屋外での利用が禁止されています

プレ男同じUWBでも、屋外で使えない帯域があるのか。
一部の場所では、電波を止めることも
- 屋外で使えるUWBでも、近くで使うと電波干渉を与えるおそれがある無線システムがあり、その施設の敷地内では運用が制限されます(7.587〜8.4GHzだけを使う機器はのぞく)
- 対象になるのは、たとえば電波天文台、深宇宙探査機と交信する地上局、航空機の着陸を誘導するレーダー、気象レーダーなどです
- こうした設備のある敷地内では、設備の運用者などから、UWBの電波を止めるような対応を求められます
電波を止める機能が義務
- 屋外で7.25〜9.0GHzの電波を出せるUWB機器には、電波の発射を止める機能が制度上、義務づけられています
- 止め方は機器によってちがいますが、電源を切る、スマホの機内モードなど電波を出せない設定にする、などで止められます。くわしくは取扱説明書で

日本でUWBを屋外で使えるのは7.25〜9.0GHzの帯域だけです。空港のレーダーや電波天文台などの敷地内では、電波を止めるよう求められることがあり、電源を切る、機内モードにする、などで止められます。
Wi-Fiの屋外利用のルールは外でスマホのテザリング、Wi-Fiの「5GHz」は使っていい?、技適マークの見方は海外のスマホや通販のワイヤレスイヤホン、「技適マーク」は確認した?へ。

プレ男空港や天文台で「電波を止めて」と言われたら、機内モードにすればいいんだね。

メル美見えない電波にも、ゆずりあいのルールがあるんだね。
まとめ
- UWBは、位置や距離を高い精度で測れる無線。スマホや車にも
- 日本で屋外で使えるのは7.25〜9.0GHzだけ。ローバンドと9.0〜10.25GHzは屋外禁止
- 電波天文台・空港のレーダー・気象レーダーなどの敷地内では、電波を止めるよう求められることがある
- 屋外で使えるUWB機器には電波を止める機能が義務
- 電源オフや機内モードで止められる
参考文献
- 総務省 電波利用ポータル. UWB無線システムの屋外利用時の運用制限について. https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/uwb_outdoor/index.htm (閲覧日:2026年10月10日)
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