美容医療の基本2026年10月5日

頬や額の茶色〜紫がかった茶色の小さなシミ、「ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)」かも:肝斑とちがって美白剤やピーリングは効かず、レーザー治療を学会が「強く推奨」。ただし何回もの治療と、色が抜けるなどのリスクも

日本皮膚科学会など5学会の「美容医療診療指針(令和3年度改訂版)」によると、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)は、皮膚の深いところ(真皮)にメラニンをもつ細胞があるシミで、アジア人の20歳代の女性に多く、女性は頬骨のあたり、男性は額の両側にできやすいとされます。肝斑とまちがえやすいものの、美白剤やケミカルピーリングは効かず、Qスイッチレーザーなどによる治療が必須とされ、指針はレーザー治療を「強く推奨」しています。ただし、何回もの照射が必要で、色が抜ける・色素沈着などの副作用もあります。

目次
  1. ADMってどんなシミ?
  2. 肝斑とのちがいが、いちばん大事
  3. 指針の評価:レーザー治療を「強く推奨」
  4. 受ける前に確かめたいこと
  5. まとめ

メル美20代の後半から、頬骨のあたりに小さな茶色っぽいシミがぽつぽつ出てきたの。美白の化粧品を使っても、全然薄くならない…。

プレ男シミにも種類があるって前に読んだよね。それ、どの種類なんだろう?

こんにちは、Dr. Taro です。 「美容医療」から、今回はADM(後天性真皮メラノサイトーシス)というシミの話です。日本皮膚科学会・日本形成外科学会・日本美容皮膚科学会・日本美容外科学会(JSAPS・JSAS)の5学会による「美容医療診療指針(令和3年度改訂版)」の「シミ(ADM)に対するレーザー治療」(CQ1-2、改訂版で追加)をもとにまとめました。

ADMってどんなシミ?

太田母斑とのちがい

メル美20代の女性に多くて、頬骨のあたり…。わたしのシミ、あてはまるかも。

肝斑とのちがいが、いちばん大事

指針の評価:レーザー治療を「強く推奨」

何回かの治療と、副作用

ADMは肝斑とまちがえやすいシミで、美白剤やピーリングは効かないとされています。まずはどの種類のシミか、皮膚科などで診断してもらってから治療を選びましょう。

受ける前に確かめたいこと

メル美化粧品で消そうとするより、まず皮膚科でシミの種類を診てもらうね。

まとめ


参考文献

  1. 日本皮膚科学会, 日本形成外科学会, 日本美容皮膚科学会, 日本美容外科学会(JSAPS), 日本美容外科学会(JSAS). 美容医療診療指針(令和3年度厚生労働科学研究補助金). 日本美容外科学会会報 44(特別号), 2022. 第1章第2節 シミ(後天性真皮メラノサイトーシス:ADM)に対するレーザー治療(CQ1-2). https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/biyo2v.pdf (閲覧日:2026年10月5日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。