ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】日本の土から見つかった薬:大村智博士が集めた微生物から「エバーメクチン」、そこからイベルメクチン。失明につながる寄生虫の病気をなくす寸前に。マラリアには、古い薬草の本から生まれた「アルテミシニン」(2015年ノーベル生理学・医学賞)

寄生虫の病気は、何千年も人を苦しめ、とくに世界のもっとも貧しい地域の人々の健康をおびやかしてきました。2015年のノーベル生理学・医学賞は、その治療を大きく変えた3人に贈られました。大村智博士は、日本の土から微生物(放線菌)を集め、何千もの培養から有望な約50種を選びました。キャンベル博士は、その1つから寄生虫によく効く物質「エバーメクチン」を見つけ、改良したイベルメクチンは、失明につながる河川盲目症やリンパ系フィラリア症をなくす寸前まで減らしました。屠呦呦(と・ゆうゆう)博士は、古い薬草の本を手がかりに、マラリアの薬アルテミシニンを生みだしました。

目次
  1. 寄生虫の病気は、世界の大きな問題
  2. 日本の土から「エバーメクチン」
  3. 病気を「なくす寸前」に
  4. 古い薬草の本から「アルテミシニン」
  5. 薬のテクノロジーつながり
  6. まとめ

プレ男日本の土から、世界の何億人を救う薬が見つかったって本当?

メル美2015年のノーベル賞の話だね。土の中の微生物から生まれたんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回は寄生虫の病気の薬です。2015年のノーベル生理学・医学賞の発表をもとにまとめました。

寄生虫の病気は、世界の大きな問題

日本の土から「エバーメクチン」

プレ男何千もの培養から50種を選んで、その1つが世界を変えたのか!

病気を「なくす寸前」に

古い薬草の本から「アルテミシニン」

大村博士が日本の土から集めた微生物から、寄生虫の病気の薬が生まれました。古い薬草の本から生まれたアルテミシニンとあわせ、何億人もの人の病気の治療を大きく変えました。

この記事は、ノーベル賞の発表にある寄生虫の病気の治療を紹介するもので、ほかの病気への薬の使用をすすめるものではありません。薬は、医師の診断と処方にしたがって使いましょう。

薬のテクノロジーつながり

プレ男足もとの土にも、まだ見つかっていない宝物があるかもしれないね。

メル美古い本を読み直して新しい薬を見つけたのも、すてきな話だね。

まとめ


参考文献

  1. The Nobel Assembly at Karolinska Institutet. Press release: The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2015. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2015/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。