「ロボットではありません」のつもりで「許可」を押したら、ウイルス感染の通知がくりかえし出るように:ブラウザの通知機能を悪用する手口。通知はクリックせず、ブラウザの設定から許可を削除【IPA】
パソコンやスマホでブラウザを使っていると、「コンピュータが危険にさらされている」「携帯をクリーンアップしてください」という通知がくりかえし出る。情報処理推進機構(IPA)によると、これはブラウザの通知機能を悪用した手口です。サイトを開いたときに、ロボットでないことを確かめる認証(CAPTCHA)を装った画面で「許可」を押させ、通知の許可を登録させます。その後、偽のウイルス感染の通知を出して、偽のセキュリティソフトの購入サイトや不審なアプリのインストールに誘導します。通知はクリックせず、ブラウザの設定から、その通知の許可を削除しましょう。

プレ男パソコンの右下に「ウイルスに感染しています」って通知が、何回も出てくるんだ…。

メル美前に、どこかのサイトで「許可」を押さなかった?ブラウザの通知を悪用する手口があるんだって。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はブラウザの通知機能を悪用する手口です。IPA(情報処理推進機構)の安心相談窓口だより「ブラウザの通知機能から不審サイトに誘導する手口に注意」(2021年3月9日)をもとにまとめました。
ブラウザの通知とは
- サイトから、ブラウザを通じて画面に配信されるプッシュ型の通知のサービスです
手口の流れ
- 検索で出たサイトなどにアクセスすると、通知を許可するボタンが表示される。「ロボットではないことを確かめる認証(CAPTCHA)」を装った画面で、「許可」を押させようとする
- 「許可」を押すと、その不審サイトの通知の許可がブラウザに登録される
- そのあと、ブラウザを使っているときなどに、「パソコンがウイルスに感染した」「スマートフォンをクリーンアップしてください」などの通知が出る。パソコンでは、セキュリティ会社やWindowsのロゴを勝手に使ったと思われる通知が、画面の右下に出る例も
- 通知をクリックすると、パソコンでは「偽のセキュリティソフトの購入サイト」や「偽の当選サイト」、スマホでは「不審なアプリのインストールに誘導するサイト」などが表示される
通知の内容は偽物で、不安をあおって不審なサイトに誘導する目的と考えられます。

プレ男「ロボットではありません」のつもりで押したのが、通知の許可だったのか…。
通知を止めるには
- 通知はクリックしない
- ブラウザに登録された通知の許可を削除すれば、通知は止まります。削除のときに通知の画面がじゃまなら、ネットの接続を切るなどする
- 削除のしかたの例(2021年3月時点)
- Chrome(パソコン):右上のメニュー(縦の…)→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→通知の「許可」欄の不審なURLのメニュー→「削除」
- Edge(パソコン):右上のメニュー(…)→「設定」→「プライバシー/検索/サービス」→「サイトのアクセス許可」→「すべてのアクセス許可」→「通知の送信が許可されています」欄の不審なURLのメニュー→「削除」

ブラウザの「ウイルス感染」の通知は、通知の許可を押させて不審なサイトに誘導する手口です。通知はクリックせず、ブラウザの設定から、その通知の許可を削除しましょう。
スマホの偽セキュリティ警告はスマホで「ウイルスが2個検出されました」の警告、アプリの許可の見直しはアプリの「許可」、全部OKにしていない?へ。

プレ男ブラウザの設定で、通知を許可しているサイトを全部見なおしてみる。

メル美知らないサイトの「許可」は押さない、だね。
iPhoneのカレンダーに入る不審な予定は、iPhoneのカレンダーに「iPhoneが保護されていない可能性があります!」の予定が勝手にへ。
まとめ
- ロボット確認を装った画面で「許可」を押させ、ブラウザの通知の許可を登録させる
- そのあと「ウイルスに感染」「クリーンアップ」の偽の通知がくりかえし出る
- クリックすると偽のセキュリティソフトや不審なアプリに誘導される
- 通知はクリックしない。ブラウザの設定から通知の許可を削除
- ブラウザの通知の「許可」を安易に押さない
参考文献
- 情報処理推進機構(IPA). 安心相談窓口だより ブラウザの通知機能から不審サイトに誘導する手口に注意(2021年3月9日). https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2021/mgdayori20210309.html (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。