
プレ男たばこを1日1箱吸う30代の先輩が、指先がいつも冷たくて白っぽいし、長く歩くとふくらはぎが痛くなって休むと治るんだって。

メル美30代でそれって、冷え性だけじゃない気がするね。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、バージャー病の話です。難病情報センターの「バージャー病」(令和7年12月更新、難治性血管炎の医療水準・患者QOL向上に資する研究班)をもとにまとめました。
どんな病気?
- 主に手足の細い血管(末梢の動脈)がつまり、手足や指に血液が十分届かなくなる病気です。閉塞性血栓血管炎とも呼ばれます
- 原因は不明ですが、手足の細い血管の炎症(血管炎)によると考えられています
どんな人に多い?
- 治療が必要な人は約7千人と推計されています
- 男女比は8対1と圧倒的に男性に多く、ほとんどが喫煙者です
- 発症年齢は30〜40歳代を中心に、若い世代に多く起こります
症状
血液が十分届かないことによる症状が、順に、または一気に起こります。
- 指先の冷え・しびれ、白っぽくなる
- 間欠性跛行:長い距離を歩くと足が痛くなって歩けなくなり、ひと休みすると痛みがおさまってまた歩ける
- 安静時の痛み:じっとしていても痛む
- 潰瘍(皮膚が欠ける)、さらには壊死
- 最初から指先に潰瘍ができることもあります。手足の静脈にも炎症が起こり、静脈に沿って赤みや痛みが出ることもあります

プレ男30代の男性で、たばこを吸っていて、指先の冷えと歩くと足が痛む…先輩の症状は、バージャー病の特徴に当てはまるんだ。
治療の基本は禁煙
- この病気の発症や悪化と喫煙は密接に関係していて、喫煙を続けていてはどんな治療も効きません。受動喫煙もさけましょう
- 手足を清潔に保って保護し、寒いところでは保温し、靴ずれや傷をつくらないように注意します
- 足に傷がなければ、運動療法も歩ける距離を保つのに役立ちます
- 薬で血の流れをよくしたり、血のかたまりができるのを防いだりします。重い場合はバイパス手術などを行いますが、この病気は手足の先ほど病変が重いため、手術で十分な効果が得られないこともしばしばあります
- それでも壊死が進むと、指や手足の切断になることもあります
経過
- 昔は手足を切断しなければならない人も多くいましたが、最近は禁煙を守ってさまざまな治療を行えば、切断に至る例は少なくなっています
- 早期診断と適切な治療で重症化を防ぐことができ、発症前の仕事や生活に戻っている人も少なくありません
日常生活の注意
- 禁煙、受動喫煙をさける
- 手足を清潔に保ち、保護する。ささいな傷でも治りにくく、潰瘍や壊死に進みやすいためです
- 年齢とともに動脈硬化が起こると血流がさらに悪くなるので、高血圧・糖尿病・脂質異常症があればきちんと治療し、食べすぎに気をつけ、無理のない運動を

バージャー病は、30〜40歳代の男性の喫煙者に多い病気で、喫煙を続けていてはどんな治療も効きません。治療の基本は禁煙です。受動喫煙もさけましょう。
- 禁煙を始めるときは禁煙の準備と最初の2週間、たばこの全身への影響はたばこの害は、がんと肺だけじゃない、足のケアは糖尿病の足のケアの記事もどうぞ

メル美まず病院で調べてもらって、本気で禁煙するときだね。禁煙外来も使えるよ。
まとめ
- 手足の細い血管がつまる病気。約7千人
- 男女比8対1、ほとんどが喫煙者、30〜40歳代に多い
- 指先の冷え・しびれ・白っぽさ → 歩くと足が痛む → 安静時の痛み・潰瘍・壊死
- 喫煙を続けるとどんな治療も効かない。治療の基本は禁煙、受動喫煙もさける
- 手足の清潔・保温・傷の予防。禁煙を守れば切断は少なくなっている
参考文献
- 難病情報センター. バージャー病(指定難病47)(情報更新日:令和7年12月、難治性血管炎の医療水準・患者QOL向上に資する研究班). https://www.nanbyou.or.jp/entry/170 (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。