禁煙外来2026年10月12日

禁煙の準備と、最初の2週間の乗りこえ方:離脱症状のピークは始めて2〜3日、10〜14日ごろまで続く。吸いたい気持ちは長くても3〜5分。吸いたくなる場面ごとに代わりの行動を決めておく

厚生労働省のe-ヘルスネット(愛知医科大学・谷口千枝教授)によると、禁煙を始めると2〜3日をピークに離脱症状(吸いたい欲求、イライラ、だるさ)が出て、個人差はあるもののゆるやかに10〜14日ごろまで続きます。吸いたい気持ちは1日中続くわけではなく、長くても3〜5分。禁煙開始日を決め、禁煙の理由を書き出し、吸いたくなる場面ごとに「すぐ顔を洗う」「コーヒーを紅茶に」などの代わりの行動を前もって決めて、開始前の7日間で試しておくとよいとされています。禁煙補助薬や禁煙治療用アプリも力になります。始めたら自分をほめ、「1本だけ」の誘惑に負けないことが大切です。

目次
  1. 離脱症状は2〜3日がピーク
  2. 禁煙7日前からの準備
  3. 始めたあとに大切なこと
  4. まとめ

プレ男今度こそ禁煙する!…って何回も言ってるんだけど、3日目くらいでイライラして吸っちゃうんだ。

メル美始める前の準備や、つらい時期の乗りこえ方にコツがあるみたいだよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 「メンズメディカル」の禁煙外来から、禁煙の準備と、始めてすぐの時期の乗りこえ方の話です。厚生労働省のe-ヘルスネットの「禁煙の準備 - 禁煙7日前から行う、禁煙のコツを教えます!《準備編》」(2021年11月確認)と「禁煙開始からまだ間もない方へ《実行期編》」(2018年10月更新)をもとにまとめました。

離脱症状は2〜3日がピーク

プレ男ぼくがいつも負けてた3日目は、ちょうどピークだったんだ。でも吸いたい気持ちは3〜5分なんだね。

禁煙7日前からの準備

  1. 禁煙開始日を決める:記念日や1のつく日など覚えやすい日に。休日に多く吸う人は仕事の日から、職場で多く吸う人は休日から始めるとよいとされています。カレンダーに○をつけたり、禁煙宣言書を見えるところに貼ったりすると、意欲が高まります
  2. 禁煙の理由を書き出す:つらくなったとき、初心に戻れます
  3. 吸いたい気持ちへの対処法を練習する:たばこを吸いたくなる場面を書き出し、3〜5分でできる代わりの行動を決めておき、禁煙前の7日間で効果を試します
  4. 無意識に吸わない練習:いつもとちがう銘柄にする、たばこを持つ手を替えるなどして、「吸っている」と意識して吸ってみます。短い時間でも吸わない時間をつくり、できたら自分をほめましょう
  5. 薬を選ぶ:薬局で買えるニコチンガム・ニコチンパッチ、禁煙外来で処方されるバレニクリンなどの禁煙補助薬で、自分の力だけよりずっと楽に禁煙できます(禁煙の薬は3種類)
  6. 禁煙治療用アプリを知る:禁煙外来で処方される禁煙治療用アプリも、日々の禁煙を助けてくれます

代わりの行動の例(e-ヘルスネットより)

吸いたくなる場面 代わりの行動
朝起きてすぐ すぐに顔を洗う
コーヒーと一緒に コーヒーを紅茶にかえる
通勤中の車の中 大声で歌う
仕事の休憩時間 職場の人に禁煙宣言をする
お酒と一緒に 冷たい水をそばに置き、吸いたくなったら飲む

吸いたい気持ちは、長くても3〜5分です。吸いたくなる場面ごとに代わりの行動を決めておき、禁煙を始める前の7日間で試しておきましょう。

始めたあとに大切なこと

メル美3日目を越えたら、ごほうびに好きなものを食べに行こう。「1本だけ」はなしね!

まとめ


参考文献

  1. 厚生労働省 e-ヘルスネット(谷口千枝). 禁煙の準備 - 禁煙7日前から行う、禁煙のコツを教えます!《準備編》(最終確認日:2021年11月10日). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/tobacco/t-06-002.html (閲覧日:2026年10月12日)
  2. 厚生労働省 e-ヘルスネット. 禁煙開始からまだ間もない方へ《実行期編》(最終更新日:2018年10月3日). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/tobacco/t-06-003.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。