ガジェット2026年10月4日

親の介護ベッドと電動車いす、ほぼ毎年死亡事故:ベッドは手すりのすき間に首や頭がはさまる事故が半数以上、電動車いすは側溝への転落や踏切。JIS適合品、すき間をふさぐ、走る道を家族で確認【NITE】

NITE(製品評価技術基盤機構)によると、2016〜2025年の10年間に、65歳以上の人が被害にあった介護ベッドの事故は43件、電動車いすの事故は59件で、ほぼ毎年、死亡事故が起きています。介護ベッドでは、すき間に体がはさまる事故が半数以上。電動車いすでは、側溝や川などへの転落、踏切での電車との接触、坂道や段差での転倒が多くなっています。原因は製品の不具合ではなく、使い方や確認不足が半数以上。家族や介助者ができる、事故を防ぐポイントをまとめました。

目次
  1. 10年で、介護ベッド43件・電動車いす59件
  2. 介護ベッドで気をつけること
  3. 電動車いすで気をつけること
  4. ほかにも、年齢とともに起こりうる事故
  5. まとめ

プレ男実家のじいちゃんが、最近電動車いすで買い物に行くようになったんだ。介護ベッドもレンタルしたって。

メル美便利になる一方で、事故もあるって聞いたよ。家族が気をつけてあげられること、あるのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、介護ベッドと電動車いすの事故の話です。NITE(製品評価技術基盤機構)の注意喚起「敬老の日に願い、届ける、安全なくらし ほぼ毎年死亡事故が発生!介護ベッド・電動車いすなどの高齢者の事故を防ぐ」(2026年9月17日)をもとにまとめました。

10年で、介護ベッド43件・電動車いす59件

2016〜2025年の10年間に、65歳以上の人が被害にあった事故は、

介護ベッド(43件) 件数 電動車いす(59件) 件数
すき間にはさまる 23 側溝や川などに転落 26
背上げ部などが落ちる 5 踏切で電車と接触 13
火災 5 下り坂や段差などで転倒 11
転倒 2 火災 7
その他 8 その他 2

NITE が紹介している死亡事故の例:

プレ男どれも、製品がこわれていたわけじゃないんだ…。

介護ベッドで気をつけること

JIS規格に合った製品を使う

すき間をできるだけなくす

電動車いすで気をつけること

走る道を、家族・介助者と確認する

はじめて道路に出るときは、家族や介助者と、走る練習、交通ルール、安全な道順を確かめます。次のような危ない場所は近づかず、さけるようにします。

やむを得ず通るときは、脱輪しないよう、踏切や道の端を走らないようにします。取扱説明書には、踏切はできるだけ避ける、渡るときは介助者に同行してもらう、警報機が鳴り始めたり遮断機がおり始めたりしたら、絶対に踏切に入らない、と書かれています。

乗る前に、バッテリーと点検

介護ベッドと電動車いすの事故は、製品の故障より、使い方や環境が原因のことが多いです。ベッドのすき間をふさぐ、電動車いすで走る道を家族で一緒に確かめる。見守りで防げる事故があります。

ほかにも、年齢とともに起こりうる事故

NITE は、介護ベッドや電動車いす以外でも、加齢による認知機能や体の機能の変化で、思わぬ事故が起こることがある、としています。たとえば、

大掃除で使う踏み台は踏み台・足場台の事故を防ぐ、リコール情報はリコール対象かを確かめる方法へ。

プレ男今度帰ったら、じいちゃんと買い物の道を一緒に歩いて、踏切をさけるルートを探してみる。

メル美ベッドの手すりのすき間も、一緒に見てみてね。

まとめ


参考文献

  1. 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE). 敬老の日に願い、届ける、安全なくらし ほぼ毎年死亡事故が発生!介護ベッド・電動車いすなどの高齢者の事故を防ぐ(2026年9月17日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2026fy/prs260917.html (閲覧日:2026年10月4日)
  2. 同 発表資料(PDF). https://www.nite.go.jp/data/000162418.pdf (閲覧日:2026年10月4日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。