大掃除の踏み台・足場台は「身を乗り出さない」「昇降面を向いて降りる」「止め金具をロック」:気づかないうちの無理な体勢で転倒が多い。スリッパではなく素足か滑り止め付き靴下で【NITE】
年末の大掃除や洗車で、踏み台や足場台を使う機会がふえます。NITE(製品評価技術基盤機構)は、作業に集中して気づかないうちに身を乗り出したり、つま先立ちになったりして転ぶ事故、踏み台を背にして降りて転ぶ事故、開き止め金具(止め金具)をロックせずに台が折りたたまれて転ぶ事故を紹介しています。届かないときは台を動かす、昇降面を向いてゆっくり昇り降りする、止め金具をロックして水平な場所に置く、室内ではスリッパや滑りやすい靴下を避ける。4つのポイントをまとめました。

プレ男年末の大掃除で、エアコンの上をふきたいんだ。踏み台に乗って、ちょっと手を伸ばせば届くはず!

メル美その「ちょっと手を伸ばす」が危ないって聞いたよ。スリッパのまま乗るのもやめてね。
こんにちは、Dr. Taro です。
今回は、踏み台・足場台の話です。NITE(製品評価技術基盤機構)の注意喚起「新年を安全に“踏み”出そう!年末の大掃除での踏み台・足場台の事故に注意」(2025年12月9日)をもとにまとめました。
踏み台・足場台・脚立・はしごのちがい
NITE の資料では、次のように説明しています。
| 道具 | どんなもの | 向いている作業 |
|---|---|---|
| はしご | 壁や柱に立てかける長い道具 | 屋根など高いところに昇る |
| 脚立 | A字型で自立する | 照明器具の交換など |
| 踏み台(脚立の一種) | 高さを少しおぎなう小型の台 | 窓ふき、棚の上の物を取るなど室内の作業 |
| 足場台(脚立の一種) | 天板が広く安定性が高い台 | 洗車や塗装など長い時間の作業 |
よくある事故
- 踏み台で作業中にバランスをくずして転倒し、重傷(2021年)。製品に問題はなく、作業中にバランスをくずしたと推定されています
- 踏み台を背にして降りようとして、踏み台ごと転倒(2016年)
- 足場台の片側の止め金具をロックしていなかったため、作業中に脚が内側に折りたたまれて転倒(2024年)

プレ男台がこわれたんじゃなくて、乗り方の問題で転ぶことが多いのか。
事故を防ぐ4つのポイント(NITE)
1. 身を乗り出す、つま先立ちなど、無理な体勢で使わない
- 作業に集中していると、本人も気づかないうちに無理な体勢になっていることがあります
- 届きにくいところは、台の位置を動かして使う
- 高さが足りないときは、より高い台や、用途に合った脚立・はしごを使うことを考える
2. 昇降面を向いて昇り降りする
- 体の前を、台の昇り降りする面に向けて、ゆっくり慎重に昇り降りする
- 台を背にして昇り降りすると、体も台も不安定になってとても危険
- 荷物を持っているときや急いでいるときは、無意識に危ない動きをしがちです
3. 止め金具をしっかりロックし、安定した地面に置く
- 台を完全に開いて、開き止め金具(止め金具)を確実にロックしてから使う
- 傾いた地面、やわらかい土、雨上がりの地面では不安定になるので、水平な場所で使う
4. 室内はスリッパ・滑りやすい靴下を避け、屋外は滑りにくい靴で
- 室内では、スリッパやナイロンの靴下など滑りやすいものは避け、素足か滑り止め付きの靴下で
- 屋外では、滑りにくい靴をはく

踏み台では、身を乗り出さずに台を動かす、昇降面を向いて降りる、止め金具をロックする、スリッパで乗らない。大掃除の前に、この4つを確かめましょう。
リコールも確認を
踏み台・足場台の事故には、リコールが始まったあとに起きたものもあります。持っている製品がリコール対象なら、不具合がなくてもすぐに使うのをやめて、販売店やメーカーに相談しましょう(そのモバイルバッテリー、リコール対象かも)。
冬の大掃除のあとは、暖房器具の点検も(冬のストーブ・ファンヒーターは「距離」と「点検」)。

プレ男手を伸ばすんじゃなくて、台をずらしながらふく。スリッパは脱いで乗る!

メル美降りるときは、台のほうを向いてね。
まとめ
- 踏み台の事故は、気づかないうちの無理な体勢、背にして降りる、止め金具のロック忘れが多い
- 届かなければ台を動かす。高さが足りなければ脚立・はしごを
- 昇降面を向いて、ゆっくり昇り降り
- 止め金具をロックし、水平な場所に置く
- 室内は素足か滑り止め付き靴下、屋外は滑りにくい靴
参考文献
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE). 新年を安全に“踏み”出そう!
年末の大掃除での踏み台・足場台の事故に注意(2025年12月9日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2025fy/prs251209.html (閲覧日:2026年10月4日) - 同 発表資料(PDF). https://www.nite.go.jp/data/000159830.pdf (閲覧日:2026年10月4日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。