
プレ男カシミヤのマフラー、ウールの何倍もする。何がそんなにちがうの?

メル美東京都クリーニング生活衛生同業組合によると、1頭の山羊から取れる量がとても少ないんだって。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はカシミヤです。東京都クリーニング生活衛生同業組合の「贅沢な肌触り カシミヤについて」をもとにまとめました。
カシミヤとは
- 中国、モンゴル、イランなどの、気候がとくに厳しい地域にすむカシミヤ山羊の毛です
- 山羊の体はかたい毛(剛毛)におおわれていて、その下に生える細くやわらかいうぶ毛が「カシミヤ」です
- カシミヤ、アルパカ、アンゴラなど、羊以外の動物の毛は「獣毛」とよばれます
なぜ高い?
| 1頭から取れる量 | |
|---|---|
| ウール(羊) | 約4kg |
| カシミヤ(山羊) | 150〜250g。不純物を取りのぞいて原毛にすると80〜120g |
- 取れる量が少なく貴重なため、「繊維の宝石」ともよばれます

プレ男1頭から100gくらいしか取れないのか。
ウールとのちがい
- 繊維の表面のうろこ状のでこぼこ(スケール)の間かくが広く、数が少ないので、チクチクしにくく、やわらかい手ざわりと光沢があります
- 繊維が細いので、同じ太さの糸なら繊維の本数が多く、すき間にふくむ空気が多いため、保温性にすぐれています
- やわらかく軽く、汗を吸って発散する性質にもすぐれています
注意したいこと
- やわらかさを生かすため、糸のよりが甘いものや起毛したものが多く、毛が抜けてほかの服につくことがあります
- 摩擦で毛羽立ち、毛玉ができやすい。獣毛の毛玉は自然に落ちやすいものの、それは繊維がなくなっているということ
- 着ているうちに毛羽がなくなって生地がうすくなることもあります(どの素材でも、着る以上ある程度はさけられません)
- 「毛90%・カシミヤ10%」のように、ほかの繊維とまぜた製品も多くあります
お手入れ
- 続けて着ない
- 着るたびにブラシで毛羽を整え、からまないように
- 毛玉は引っぱらず、ハサミで丁寧に切る
表示にも注意
- 平成18〜19年には、カシミヤ製品の不当表示が問題になり、公正取引委員会が関係業者に排除命令を出したことがあると紹介されています。店頭で見て本物かを見分けるのはむずかしいため、組成表示を確認し、信頼できるところで買うことがすすめられています

カシミヤは毛羽立ちや毛玉ができやすい素材です。続けて着るのをさけ、着たらブラシで整え、毛玉はハサミで切りましょう。
毛玉のできやすい素材はセーターの毛玉、できやすいのはアクリル・ポリエステルなど合成繊維、虫食いの防ぎ方はお気に入りのウールのセーターに穴へ。

プレ男カシミヤのマフラーを買ったら、ブラシもいっしょに用意しよう。

メル美表示で混率も確認してね。
しまった服のカビの防ぎ方は、久しぶりに出した礼服や革ジャンにカビへ。
まとめ
- カシミヤはカシミヤ山羊のうぶ毛。1頭から原毛で80〜120g(羊毛は約4kg)
- チクチクしにくく、保温性が高い
- 毛が抜けやすく、毛羽・毛玉ができやすい。続けて着ない、ブラシ、毛玉はハサミで
- 組成表示で混率を確認
参考文献
- 東京都クリーニング生活衛生同業組合. 贅沢な肌触り カシミヤについて. https://www.tokyo929.or.jp/column/ware/post_94.php (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。