
プレ男冬になると、セーターを脱ぐたびにパチッ!黒いコートにも白いほこりがいっぱいつく…。

メル美東京都クリーニング生活衛生同業組合によると、服の素材の組み合わせで静電気の起きやすさが変わるんだって。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は服の静電気です。東京都クリーニング生活衛生同業組合の「衣服と静電気の関係について」をもとにまとめました。
静電気とは
- ふつうの電気とくらべて、静電気の電流は数千分の1〜数万分の1ほどしかありません
- ふつうの電気は、電気を通さないもの(絶縁物)にはたまりませんが、静電気は絶縁物にもたまる性質があります。空気、ゴム、ビニール、プラスチック、一部の服の繊維、人の体も絶縁物にあたります
冬に起きやすい2つの理由
| 理由 | なぜ? |
|---|---|
| 乾燥 | 夏は湿度が高く、静電気が空気や物の水分を通ってゆっくり逃げる。冬は乾燥していて逃げにくく、たまりやすい |
| 重ね着 | 冬は合成繊維もふくめいろいろな素材を重ね着し、摩擦がふえる |

プレ男夏も起きているけど、感じないだけなのか。
プラスとマイナスが離れた組み合わせほど強い
- 2つの物をこすり合わせると、一方からもう一方へ電子が移動し、プラスとマイナスに帯電します
- 繊維の種類によって、プラスになりやすいか、マイナスになりやすいかが研究でわかっています。性質が離れている組み合わせほど、強い静電気が起きます
- 例:ウール(羊毛)のセーターはプラスに、ポリエステルのシャツはマイナスに帯電しやすく、重ねて着ると脱ぐときにパチパチと強い静電気を感じやすくなります
静電気を防ぐには
- 性質の近い素材を組み合わせる:プラスに近いナイロンのダウンジャケットの下には、同じくプラスに近いウールのセーター。マイナスに近いアクリルのセーターだと起きやすい
- 静電気防止スプレーを出かける前に服にかける(効果は一時的)
- セーターなどをクリーニングに出すとき、帯電防止加工を頼む(効果は永久ではない)
- 新品のストールなどは、一度やさしく洗うかクリーニングしてから使うと、毛がつきにくくなることがある

服の静電気は、帯電の性質が離れた素材を重ねると強く起きます。重ね着は、性質の近い素材の組み合わせにすると防ぎやすくなります。
服の素材の表示は服のタグの「綿100%」「ポリエステル65% 綿35%」はどう読む、セーターの毛玉はセーターの毛玉、できやすいのはアクリル・ポリエステルなど合成繊維へ。

プレ男ナイロンのダウンの下はウールのセーターにしてみよう。

メル美表示を見て、素材の組み合わせを考えるのも楽しいね。
カシミヤの特徴とお手入れは、カシミヤはなぜ高い?へ。
まとめ
- 冬は乾燥と重ね着の摩擦で静電気がたまりやすい
- 帯電の性質が離れた素材ほど強く起きる(例:ウール×ポリエステル)
- 性質の近い素材を組み合わせる(ナイロン×ウール)
- 静電気防止スプレー、帯電防止加工も
参考文献
- 東京都クリーニング生活衛生同業組合. 衣服と静電気の関係について. https://www.tokyo929.or.jp/column/ware/post_126.php (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。