病気の解説2026年10月10日

尖圭コンジローマがまた出てきた:治療の目的は「イボをとること」で、HPVそのものは消せないため再発は多い(3か月以内に塗り薬で約1割、手術で約4分の1)。たばこやお酒のとりすぎはHPVの排除を遅らせる可能性。再発のたびに相談して治療法を選ぶ

尖圭コンジローマを治療したのに、またイボが出てきた——日本産婦人科医会の研修ノート(医師向け、2026年)によると、治療でHPVを完全に取り除くことはできないため、治療の目的は「完治」ではなくイボを取り除くことです。治療でイボが消えても3か月以内に再発することは少なくなく、塗り薬(イミキモド)で約10%、手術などで約25%とされています。治療しなくても自然に消えることもあります。免疫が大きくかかわるため、禁煙や飲みすぎを避けるなど健康的な生活も大切です。再発したときの治療は、イボの場所や数などをふまえ、そのつど相談して決めます。

目次
  1. 治療の目的は「イボをとること」
  2. 再発したときの治療
  3. 免疫と、生活習慣
  4. 予防はHPVワクチン
  5. まとめ

プレ男コンジローマを塗り薬で治したのに、またイボが出てきちゃった……。治療が失敗したのかな。

メル美コンジローマって、くり返しやすいって聞いたことがあるよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、尖圭コンジローマの再発の話です。日本産婦人科医会の研修ノート「No116 産婦人科診療 こんなときどうする?」の「イミキモド5%クリーム治療後に外陰尖圭コンジローマが再発した際の対応は?」(医師向け)をもとにまとめました。尖圭コンジローマそのものについては尖圭コンジローマを見てください。

治療の目的は「イボをとること」

研修ノートによると、

プレ男また出てきても、治療が失敗したわけじゃないんだね。もともと再発しやすい病気なんだ。

コンジローマは再発の多い病気です。また出てきても、自分を責めないでください。そのたびに医師と相談して、治療を選べば大丈夫です。

再発したときの治療

研修ノートによると、

免疫と、生活習慣

研修ノートによると、

予防はHPVワクチン

研修ノートによると、

HPVワクチンについてはHPVワクチンを見てください。男性も接種できます。

(更新)日本のイミキモドクリームの添付文書(2023年2月改訂)では、効能・効果は「尖圭コンジローマ(外性器又は肛門周囲に限る)」などで、いぼに1日1回、週3回(連日はさけ、たとえば月・水・金)、寝る前に塗り、6〜10時間を目安に石けんで洗い流すこと、使用期間は原則16週間までとされています。外性器・肛門周囲以外のいぼには使いません。外科的治療の種類や、それぞれの保険の扱いは確認していません。

まとめ


参考文献

  1. 公益社団法人日本産婦人科医会. 研修ノート No116 産婦人科診療 こんなときどうする?「6.イミキモド5%クリーム治療後に外陰尖圭コンジローマが再発した際の対応は?」. https://www.jaog.or.jp/note/no116_3_6/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. イミキモドクリーム 添付文書(2023年2月改訂 第1版). KEGG MEDICUS. https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00053724 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。