陰部にブツブツ・イボ・しこりができた:コンジローマ?梅毒?それとも正常なもの?見た目の特徴別に、考えられるものと受診の目安
亀頭のふちの白いブツブツ、陰のうの赤黒い点、しこり、イボ——陰部のできものは、性感染症のこともあれば、正常なものや良性のものであることも多くあります。日本皮膚科学会によると、盛り上がる病変をつくる性感染症には、梅毒、尖圭コンジローマ、疥癬、陰部の伝染性軟属腫(水いぼ)などがあり、多くは自覚症状がほとんどありません。見た目の特徴別の目安と、受診のポイントをまとめました。

プレ男亀頭のまわりに、小さいブツブツが並んでるのに気づいた…。コンジローマだったらどうしよう。

メル美陰部のブツブツって、性病じゃないものも多いって聞くよ。いったん整理してみよう。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、陰部のブツブツ・イボ・しこりのまとめです。性感染症のこともあれば、正常なもの、良性のもののこともあります。
盛り上がるできものをつくる性感染症
日本皮膚科学会は、盛り上がる病変(隆起性病変)をつくる性感染症として、次のものをあげています。
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梅毒:感染した場所のかたいしこり(初期硬結)や、第2期の盛り上がった発疹、扁平コンジローマなど。発疹と血液検査で診断されることが多いとされます(梅毒)
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尖圭コンジローマ:HPVによるイボ(尖圭コンジローマ)
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疥癬:激しいかゆみをともないます(疥癬)
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陰部の伝染性軟属腫(水いぼ)(水いぼ)
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学会によると、激しいかゆみのある疥癬を除いて、尖圭コンジローマや伝染性軟属腫は、自覚症状がほとんどありません。「痛くもかゆくもないから大丈夫」とは言えないのです

メル美痛くもかゆくもなくても、性感染症のことがあるんだ。
性病ではない「正常なもの」「良性のもの」
| 名前 | 見た目の特徴 | 性病? |
|---|---|---|
| 真珠様陰茎小丘疹 | 亀頭のふちにそって並ぶ、小さな白いブツブツ。若い男性の数人に1人 | 正常なもの |
| フォアダイス | 陰茎・陰唇・唇などの小さな黄色っぽいブツブツ(皮脂腺) | 正常なもの |
| 腟前庭乳頭腫症 | 腟の入り口や小陰唇の内側に並ぶ、小さな指のような突起 | 正常なものと考えられている |
| 被角血管腫 | 陰のうや外陰部の、赤〜紫、黒っぽい小さなブツブツ | 良性 |
| 粉瘤(アテローム) | 陰部や足のつけ根の丸いしこり。皮膚の下の袋に垢や皮脂がたまったもの | 良性 |
| バルトリン腺のう胞 | 腟の入り口の片側のやわらかいしこり。感染すると膿がたまって強く痛む(のう瘍) | 性病ではないが、のう瘍は淋菌・クラミジアなどが関わることも |
| 毛包炎 | 毛穴の赤いブツブツ、膿をもつことも | 性病ではない |
| スキンタッグ(軟性線維腫) | おしりのまわりなどこすれる場所の、やわらかい肌色のぶら下がったできもの | 性病ではない |

プレ男亀頭のふちに並ぶ白いブツブツは、正常なものの可能性があるんだ…。
自分では見分けられない
- 正常なものと、コンジローマなどの性感染症は、見た目が似ていることがあります
- 自己判断で市販薬を塗ったり、つぶしたりしないでください
- 泌尿器科・皮膚科・産婦人科で見てもらえば、その場で「正常なもの」とわかることも多く、安心につながります
早めに受診したいとき
- 数が増える、大きくなる
- かたいしこりや、痛みのないただれがある(梅毒のことも)
- 体に発疹が出てきた
- パートナーにもイボやブツブツがある
- 激しいかゆみがある

陰部のブツブツは、正常なものも性感染症も見た目が似ていることがあります。痛くもかゆくもなくても、気になったら受診して確かめましょう。
まとめ
- 盛り上がるできものをつくる性感染症は、梅毒、尖圭コンジローマ、疥癬、水いぼなど。多くは自覚症状がほとんどない
- 真珠様陰茎小丘疹、フォアダイス、腟前庭乳頭腫症は正常なもの。被角血管腫、粉瘤は良性
- 見た目だけでは見分けられない。つぶさない・自己判断で塗らない
- 気になったら泌尿器科・皮膚科・産婦人科へ
参考文献
- 公益社団法人日本皮膚科学会. 皮膚科Q&A 性感染症(Q11 隆起性病変にはどんなものがありますか?). https://qa.dermatol.or.jp/qa24/q11.html (閲覧日:2026年9月29日)
- DermNet. Fordyce spots. https://dermnetnz.org/topics/fordyce-spots (閲覧日:2026年9月29日)
- DermNet. Angiokeratoma. https://dermnetnz.org/topics/angiokeratoma (閲覧日:2026年9月29日)
- 公益社団法人日本皮膚科学会. 皮膚科Q&A アテローム(粉瘤). https://qa.dermatol.or.jp/qa17/index.html (閲覧日:2026年9月29日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。