
メル美夕方、空にまっすぐな長い雲が出てて、SNSで「地震雲だ!近いうちに大地震が来る」って話題になってるの…。こわい。

プレ男地震の前に変な雲が出るって、昔から聞くよね。本当なのかな?
こんにちは、Dr. Taro です。 「都市伝説にマジレス」、今回は「地震雲」です。気象庁の「よくお寄せいただくご質問」をもとにまとめました。
気象庁の答え:科学的な説明はされていない
気象庁は、「地震雲はあるのですか?」という質問に、こう答えています。
- 雲は大気の現象、地震は大地の現象で、両者は全く別の現象です
- 大気は地形の影響を受けますが、地震の影響を受ける科学的なメカニズムは説明できていません
- 「地震雲」が無いと言いきるのは難しいものの、仮にあるとしても、どのような雲で、地震とどう関係して現れるのか、科学的な説明がなされていない状態です

メル美雲と地震は、そもそも別の現象なんだ。
なぜ「当たった」と感じるの?
- 日本では、震度1以上の地震が年に約2,000回、平均すると1日に5回ほど起きています
- 震度4以上の地震も、2014〜2023年の平均(2016年を除く)で年に50回ほど起きています
- 一方で、雲は上空の気流や太陽の光で、めずらしい形や色に見えることがあります
- 気象庁は、変わった形の雲と地震の発生は、「一定の頻度で起こる、まったく関係のない2つの現象が、見かけ上結びつけられることがある」という程度のことだとしています

プレ男地震は毎日どこかで起きてるから、変な雲のあとに地震があっても、たまたまってことか。
「○月×日に大地震」はデマ
- 気象庁は、地震の予知とは、起こる「時」「場所」「大きさ」の3つを精度よく限定して予測することだとしています
- 「1年以内に、日本の内陸部で、M5の地震」のようなあいまいな予測は、たいてい当たりますが、情報としての価値はあまりないとされます
- 「1週間以内に、東京直下で、M6〜7」のように限定した、確度の高い予測は、現在の科学では難しいと考えられています
- そのため、日時と場所を特定した地震を予知する情報は、デマと考えられます。心配する必要はありません
動物の異常行動は?
- 動植物の中には、音や電気、においなどを人より敏感に感じとるものがいます。地震の前の微弱な変化を感じとる可能性はあるかもしれません
- ただし、動植物は地震以外の理由でもいつもとちがう行動をしますし、地震の前ぶれもまだわかっていないことが多いため、科学的には説明できていないとされています
本当に大切なのは「日ごろの備え」
- 気象庁は、「日本は地震国であり、地震が起こらない場所はないと言っても過言ではありません」として、日ごろからの備えを呼びかけています
- 雲の形を気にするより、家具の固定、水や食料の備え、家族との連絡方法などを確認しておきましょう

気象庁によると、雲と地震を結びつける科学的なしくみは説明できていません。日時を特定した地震予知はデマなので、不安になるより日ごろの備えを。
まとめ
- 気象庁:雲は大気、地震は大地の現象。地震雲の科学的な説明はされていない
- 地震は震度1以上が年約2,000回(1日約5回)。変わった雲とたまたま結びつけられる
- 日時と場所を特定した地震予知はデマ
- 大切なのは日ごろの備え
参考文献
- 気象庁. 地震予知について(よくお寄せいただくご質問). https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq24.html (閲覧日:2026年9月29日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。