ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】鉛筆の芯からセロハンテープではがした「グラフェン」:原子1個分の厚さで、いちばん薄く、いちばん強い。電気は銅なみに通し、熱はどの物質よりよく伝え、ほぼ透明なのにヘリウムも通さない(2010年ノーベル物理学賞)

鉛筆の芯の黒鉛(グラファイト)は、厚さ1mmに約300万層もの炭素のシートが重なってできています。そのシート1枚、原子1個分の厚さの炭素が「グラフェン」です。2010年のノーベル物理学賞を受けたガイム博士とノボセロフ博士は、ふつうのセロハンテープで黒鉛からグラフェンをはがしとりました(2004年に論文発表)。グラフェンは、これまでで最も薄く、最も強い材料で、電気は銅なみに通し、熱はほかのどの物質よりよく伝え、ほぼ透明なのに、いちばん小さな気体のヘリウムも通さないほど密です。透明なタッチパネルや新しい電子機器、軽くて強い材料への応用が期待されています。

目次
  1. 原子1個分の厚さの炭素
  2. セロハンテープではがした
  3. すごい性質
  4. 何に使える?
  5. 材料の技術つながり
  6. まとめ

プレ男セロハンテープでノーベル賞をとった研究があるって、ほんと?

メル美鉛筆の芯から「グラフェン」をはがしたんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回はグラフェンです。2010年のノーベル物理学賞の発表と一般向け解説をもとにまとめました。

原子1個分の厚さの炭素

セロハンテープではがした

プレ男セロハンテープと鉛筆なら、ぼくの机にもある!

すごい性質

ノーベル賞の発表によると、グラフェンは、

さらに一般向け解説によると、グラフェンの中の電子は、重さがないかのようにふるまい、秒速100万メートルの一定の速さで進みます。

何に使える?

発表(2010年)では、次のような使い道が期待されていました。

ただし一般向け解説は、使い道の多くはまだ大きな取り組みが必要で、結果も不確かだとしています。

グラフェンは、原子1個分の厚さの炭素のシートです。いちばん薄くて強く、電気も熱もよく通し、ほぼ透明。2004年、セロハンテープで黒鉛からはがしとられました。

材料の技術つながり

プレ男身近な道具で、世界を変える発見ができるってワクワクするね。

メル美「無理だ」と思われてたことに挑戦したのがすごい。

炭素原子のボール「フラーレン」は、炭素のサッカーボール「フラーレン」へ。

まとめ


参考文献

  1. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Physics 2010. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/physics/2010/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. NobelPrize.org. The Nobel Prize in Physics 2010 — Popular information. https://www.nobelprize.org/prizes/physics/2010/popular-information/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。