運転中の通話、ハンズフリーなら安全?93研究のメタ分析では、手に持っても、ハンズフリーでも、反応が遅れ、見落としや衝突がふえた。電話番号を打つ操作はさらに大きな影響
運転中の電話、ハンズフリーなら大丈夫だと思っていませんか。Cairdら(2018年、Human Factors)のメタ分析は、運転中の通話の影響を調べた93の研究(106の実験、4,382人)をまとめました。手に持って話しても、ハンズフリーで話しても、ふつうの運転にくらべて、反応時間が遅れ、ものを見つける力が落ち、衝突がふえました。同乗者との会話でも同じような傾向がありました。運転しながら電話番号を打つ操作は、多くの項目で大きな影響がありました。通話中のドライバーは、車間距離をあけたりスピードを落としたりしていましたが、その調整はわずかでした。

プレ男運転中の電話はイヤホンマイクでハンズフリーにしてるから、安全だよね?

メル美研究のまとめだと、ハンズフリーでも、手に持って話すのと同じように反応が遅れて、衝突がふえたんだって。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は運転中の通話です。Cairdらが2018年に発表した系統的レビューとメタ分析「携帯電話での会話、同乗者との会話、電話番号の入力は運転に影響するか?」(Human Factors)をもとにまとめました。
どんな研究?
- 運転中の通話の影響を調べた93の研究(106の実験、4,382人、14〜84歳)をまとめました
- 手に持って話す、ハンズフリーで話す、同乗者と話す、電話番号を打つ、を比較しました
- 実験室、運転シミュレーター、実際の道路での実験がふくまれています
結果
| 結果(ふつうの運転とくらべて) | |
|---|---|
| 手に持って話す | 反応が遅れ、ものを見つける力が落ち、衝突がふえた |
| ハンズフリーで話す | 同じように、反応の遅れ、見落とし、衝突の増加 |
| 同乗者と話す | 同じような傾向 |
| 電話番号を打つ | 多くの項目で大きな影響 |
- 通話中のドライバーは、車間距離をあけたりスピードを落としたりしていましたが、その調整はわずかでした
- 著者らは、携帯電話や同乗者との会話は、運転に中くらいの悪影響をもたらすとしています

プレ男手がふさがっていなくても、頭が会話にとられているのか。

93の研究のメタ分析では、ハンズフリーでも手に持っても、運転中の通話で反応が遅れ、衝突がふえていました。電話番号を打つ操作はさらに大きな影響がありました。
カーナビとスマホのナビはスマホナビ・Androidナビ・カーナビ、運転中の「ちょっと見」が危ない、歩きスマホの事故は「歩きスマホ」で救急搬送、東京で5年間に171人へ。

プレ男大事な電話は、車を安全な場所に止めてからにしよう。

メル美運転中は、運転に集中だね。
まとめ
- ハンズフリーでも手に持っても、運転中の通話で反応が遅れ、見落としや衝突がふえた(93研究)
- 同乗者との会話も同じような傾向
- 電話番号を打つ操作は、さらに大きな影響
- ドライバーの調整(車間距離・スピード)はわずか
参考文献
- Caird JK, Simmons SM, Wiley K, Johnston KA, Horrey WJ. Does Talking on a Cell Phone, With a Passenger, or Dialing Affect Driving Performance? An Updated Systematic Review and Meta-Analysis of Experimental Studies. Hum Factors. 2018;60(1):101-133. doi:10.1177/0018720817748145. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29351023/ (閲覧日:2026年10月12日)
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