スマホナビ・Androidナビ・カーナビ、運転中の「ちょっと見」が危ない:時速60kmなら2秒で約33m進む。罰則は6月以下の拘禁刑。目的地は出発前に
スマホのナビアプリや、車につけるAndroidナビ・ディスプレイオーディオは、渋滞を避けたり音楽を流したり、ドライブを快適にしてくれます。ただし警察庁によると、運転中にスマホやカーナビの画面を注視すると、時速60kmなら2秒で約33.3m進み、携帯電話使用等の事故は使っていない場合に比べて死亡事故率が約3.4倍。罰則と、安全なナビの使い方をまとめました。

プレ男車にAndroidナビをつけたんだ。スマホのアプリも動くし、すごく便利!

メル美便利だけど、運転中に画面を見すぎないでね…。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、スマホのナビアプリ、Androidナビ、カーナビの話です。ドライブを快適にしてくれる道具ですが、使い方をまちがえると大きな事故につながります。警察庁の情報をもとにまとめました。
2秒見るだけで、約33m進む
- 警察庁によると、いろいろな研究で「画面を2秒以上見ると、運転者が危険を感じる」という点は一致しています
- 時速60kmで走っていると、2秒間で約33.3m進みます
- その間に歩行者が横断したり、前の車が止まったりしていたら、事故になるかもしれません

メル美2秒でプールの長さより長く進むんだ…。
事故は増えている
- 2025年の、携帯電話などを使っていたことによる死亡・重傷事故は148件。2021年以降、増加傾向です
- 携帯電話などを使っていた場合、使っていない場合にくらべて死亡事故率が約3.4倍高くなっています
- 原因は「前方不注意」が約9割
何が禁止?罰則は?
道路交通法では、車・原付・自転車の運転中(止まっているときを除く)に、次のことが禁止されています。
- スマホなどを手に持って通話すること
- 車に取りつけた、または持ちこんだ画面に表示された画像を注視すること(スマホやカーナビの画面も)
| 違反 | 罰則 | 反則金・点数 |
|---|---|---|
| 携帯電話使用等(保持) | 6月以下の拘禁刑または10万円以下の罰金 | 普通車18,000円・3点(自転車は12,000円、点数なし) |
| 携帯電話使用等(交通の危険を生じさせた) | 1年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金 | 反則金なし・6点 |
- 自転車も、2024年11月1日から罰則が強化されています(自転車の青切符)

プレ男手に持ってなくても、ナビの画面を「注視」したらダメなんだね。
ナビを安全に使うコツ
- 目的地は出発前に設定する。運転中にどうしても操作するときは、安全な場所に止めてから(警察庁)
- 運転する前に、スマホをドライブモードにしたり電源を切ったりして、呼び出し音が鳴らないようにする(交通の方法に関する教則)
- 道案内は音声にまかせて、画面は「ちらっと確認」にとどめる
Androidナビ・ディスプレイオーディオを選ぶときは
- 画面が大きくなると、地図や動画がよく見えるぶん、つい見てしまうこともあります。運転中は動画を見ないことが大前提です
- 取りつけるときは、前の見通しのじゃまにならない位置にしましょう

時速60kmなら、2秒で約33m進みます。目的地は出発前に設定し、運転中にどうしても操作するときは、安全な場所に止めてからにしましょう。
「自動運転レベル2」の車でも、運転の主体は人です。自動運転のレベルについては、自動運転の「レベル」ってなに?へ。
車の窓で子どもが挟まれる事故については、車のパワーウインドへ。
まとめ
- 画面を2秒見ると、時速60kmで約33m進む
- 携帯電話などの使用中は、死亡事故率が約3.4倍
- 手に持って通話・画面の注視は禁止。保持は6月以下の拘禁刑など、普通車の反則金18,000円
- 目的地は出発前に。操作は止まってから。ドライブモードを
参考文献
- 警察庁. やめよう!運転中のスマートフォン・携帯電話等使用. https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/keitai/info.html (閲覧日:2026年10月3日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。