ガジェット2026年10月6日

【テクノロジー解説】ハードディスクを小さく大容量にした「巨大磁気抵抗(GMR)」:原子数個ぶんの薄い層で、ごく弱い磁気を大きな電気の差に。1997年に読み取りヘッドに使われ、すぐに標準へ(2007年ノーベル物理学賞)

写真や動画、音楽。データの多くは、パソコンやデータセンターのハードディスクに、小さな磁石の向きとして記録されています。2007年のノーベル物理学賞は、フランスのフェール博士とドイツのグリュンベルク博士が1988年にそれぞれ発見した「巨大磁気抵抗(GMR)」に贈られました。原子数個ぶんの厚さの金属の層を重ねると、ごく弱い磁気の変化で電気抵抗が大きく変わります。これを使った読み取りヘッドが1997年に登場し、すぐにハードディスクの標準になって、小型化と大容量化を支えました。電子の「スピン」を使う新しいエレクトロニクスの入口にもなりました。

目次
  1. ハードディスクは「小さな磁石」で記録する
  2. 1988年:ごく弱い磁気で、電気抵抗が大きく変わる
  3. しくみ:電子の「スピン」
  4. 1997年、すぐに標準に
  5. 電子のスピンを使う「スピントロニクス」へ
  6. データを守る技術つながり
  7. まとめ

プレ男昔のパソコンのハードディスクって、すごく大きかったんでしょ?いまは手のひらサイズでテラバイト。なんでこんなに小さくなったの?

メル美ノーベル賞をとった発見がかかわってるって聞いたよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回はハードディスクを変えた「巨大磁気抵抗(GMR)」です。2007年のノーベル物理学賞の発表と一般向け解説をもとにまとめました。

ハードディスクは「小さな磁石」で記録する

ノーベル賞の発表によると、

1988年:ごく弱い磁気で、電気抵抗が大きく変わる

プレ男弱い磁気を、大きな電気の差に「増幅」するイメージか!

しくみ:電子の「スピン」

一般向け解説によると、

1997年、すぐに標準に

巨大磁気抵抗(GMR)は、ごく弱い磁気の変化を大きな電気抵抗の差に変える現象です。1997年に読み取りヘッドに使われ、すぐに標準となって、ハードディスクの小型化と大容量化を支えました。

電子のスピンを使う「スピントロニクス」へ

データを守る技術つながり

プレ男スマホの写真も、どこかのデータセンターの小さな磁石に記録されてるかもしれないんだね。

メル美原子数個ぶんの薄い層、想像もつかない…。

まとめ


参考文献

  1. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Physics 2007. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/physics/2007/press-release/ (閲覧日:2026年10月6日)
  2. The Royal Swedish Academy of Sciences. The Nobel Prize in Physics 2007 — Information for the public: The discovery of giant magnetoresistance. https://www.nobelprize.org/uploads/2018/06/popular-physicsprize2007.pdf (閲覧日:2026年10月6日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。