ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】「高温」超伝導の発見:13年動かなかった記録を、銅をふくむ焼き物(セラミックス)が12度こえた。世界中の研究所が追いかけ、数か月で高価な液体ヘリウムではなく液体窒素で冷やせる温度に(1987年ノーベル物理学賞)

電気抵抗がゼロになる超伝導は、とても冷やさないと起こらず、沸点-269℃の液体ヘリウムで冷やす必要がありました。1973年に-250℃で超伝導になる合金ができてから、記録は止まっていました。1987年のノーベル物理学賞は、ふつうの合金ではなく、銅などをふくむ酸化物の焼き物(セラミックス)に目をつけ、1986年に記録を12度上回る超伝導を見つけたベドノルツ博士とミュラー博士に贈られました。世界中の何百もの研究所が追いかけ、数か月で、絶対零度より90度以上高い温度に。安くあつかいやすい液体窒素で冷やせるようになりました。

目次
  1. 超伝導の「冷やす」問題
  2. 「合金」をすてて「焼き物」へ
  3. 世界中で「なだれ」のように
  4. なぞも残った
  5. つながるテクノロジー
  6. まとめ

プレ男「高温超伝導」って、熱いところで超伝導になるの?

メル美「それまでより高い」っていう意味で、それでもとても冷たい世界なんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回は高温超伝導です。1987年のノーベル物理学賞の発表をもとにまとめました。

超伝導の「冷やす」問題

「合金」をすてて「焼き物」へ

プレ男電気を通しにくい焼き物が、超伝導になったのか!

世界中で「なだれ」のように

なぞも残った

1986年、銅をふくむ焼き物で、13年ぶりに超伝導の温度の記録がぬりかえられました。数か月のうちに、高価な液体ヘリウムではなく、液体窒素で冷やせる温度の超伝導体が生まれました。

つながるテクノロジー

プレ男「常識をすてる勇気」が、記録をやぶったんだね。

メル美世界中がいっせいに追いかけたのも、すごい熱気だね。

新しい超伝導体の構造や動きを調べた方法は、中性子をぶつけて、原子が「どこにいて」「何をしているか」を見るへ。

まとめ


参考文献

  1. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Physics 1987. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/physics/1987/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。