ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】電気抵抗ゼロの「超伝導」と、ねばりゼロの「超流動」:強い磁場の中でも超伝導が続くしくみを理論で説明。MRIや粒子加速器の磁石を支える(2003年ノーベル物理学賞)

絶対零度近くまで冷やすと、ある種の金属は電気抵抗がゼロになり、電流が流れ続けます。これが超伝導です。病院のMRIや、物理の粒子加速器にも超伝導の材料が使われています。2003年のノーベル物理学賞は、超伝導と超流動の理論に大きく貢献したアブリコソフ博士、ギンツブルク博士、レゲット博士に贈られました。技術的にいちばん大切な「第2種超伝導体」は、強い磁場の中でも超伝導が続きます。アブリコソフ博士は、磁場が小さなうずの中を通りぬけるしくみでこれを説明しました。レゲット博士は、液体ヘリウム3がねばりゼロで流れる超流動のしくみを説明しました。

目次
  1. 超伝導:電気抵抗がゼロに
  2. 第1種と第2種
  3. 磁場は「うず」を通りぬける
  4. 超流動:ねばりがゼロの液体
  5. つながるテクノロジー
  6. まとめ

プレ男MRIの検査を受けたとき、すごく大きな機械だった。中に何が入ってるの?

メル美電気抵抗がゼロになる「超伝導」の磁石が使われてるんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回は超伝導と超流動です。2003年のノーベル物理学賞の発表と一般向け解説をもとにまとめました。

超伝導:電気抵抗がゼロに

第1種と第2種

プレ男強い磁石をつくるなら、強い磁場の中でも超伝導のままでいてくれないとこまるよね。

磁場は「うず」を通りぬける

超流動:ねばりがゼロの液体

超伝導は、低い温度で電気抵抗がゼロになる現象です。MRIなどに使われる第2種超伝導体は、強い磁場の中でも超伝導が続きます。アブリコソフ博士は、磁場が小さなうずの中を通りぬけるしくみでそれを説明しました。

つながるテクノロジー

プレ男MRIの中に、うずのならんだ超伝導の世界があるんだね。

メル美100年以上前の発見が、いまの病院で役立ってるんだね。

液晶とふるまいが似ているという話は、電卓や腕時計の数字を表示する「液晶」へ。

液体窒素で冷やせる超伝導の発見は、「高温」超伝導の発見へ。

まとめ


参考文献

  1. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Physics 2003. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/physics/2003/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. NobelPrize.org. The Nobel Prize in Physics 2003 — Popular information. https://www.nobelprize.org/prizes/physics/2003/popular-information/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。