ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】ドーナツとコーヒーカップは「同じ形」?穴の数だけで形を分ける数学「トポロジー」で、物質のふしぎな状態を説明。未来の電子機器や量子コンピューターへの期待(2016年ノーベル物理学賞)

数学の「トポロジー」では、ボールとおわんは同じなかま、穴が1つあるドーナツ(ベーグル)と持ち手に穴のあるコーヒーカップも同じなかまです。穴の数は1、2、3…と整数でしか変わりません。2016年のノーベル物理学賞は、このトポロジーの考え方で、超伝導、超流動、うすい膜などの物質のふしぎな状態を説明した、サウレス博士、ホールデン博士、コステリッツ博士に贈られました。うすい層で電気の通りやすさが整数の段階でしか変わらない「量子ホール効果」のなぞも、トポロジーで解けました。新しい電子機器や量子コンピューターへの応用が期待されています。

目次
  1. 「穴の数」で形を分ける数学
  2. うすい層でも超伝導は起きる
  3. 量子ホール効果のなぞ
  4. これから
  5. つながるテクノロジー
  6. まとめ

プレ男ドーナツとコーヒーカップが同じ形?どう見てもちがうでしょ!

メル美「穴の数」だけで見る数学だと、同じなかまなんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回はトポロジーです。2016年のノーベル物理学賞の発表と一般向け解説をもとにまとめました。とても奥の深い分野なので、発表に書かれていることにしぼって紹介します。

「穴の数」で形を分ける数学

プレ男「穴が1つ」という点では、ドーナツもカップも同じなのか!

うすい層でも超伝導は起きる

量子ホール効果のなぞ

これから

トポロジーは、穴の数のように段階的にしか変わらない性質をあつかう数学です。2016年の受賞者は、この考え方で超伝導や量子ホール効果など物質のふしぎな状態を説明し、新しい材料の研究への扉をひらきました。

つながるテクノロジー

プレ男朝のドーナツとコーヒーで、トポロジーの話ができるね。

メル美数学の考え方が、物質のなぞを解くのがおもしろいね。

電気抵抗ゼロの超伝導が強い磁場でも続くしくみは、電気抵抗ゼロの「超伝導」と、ねばりゼロの「超流動」へ。

まとめ


参考文献

  1. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Physics 2016. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/physics/2016/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. The Royal Swedish Academy of Sciences. Popular science background: Strange phenomena in matter’s flatlands (PDF). https://www.nobelprize.org/uploads/2018/06/popular-physicsprize2016.pdf (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。