ガジェット2026年10月5日

【テクノロジー解説】MRIってなに?強い磁石と電波で、体の中の「水」を画像にする。X線を使わないので被ばくがない。脳や脊髄、がんの検査に強い。2003年ノーベル生理学・医学賞

MRI(磁気共鳴画像法)は、強い磁石と電波を使って、体の中を切らずに、くわしい画像にする検査です。2003年のノーベル生理学・医学賞は、1970年代のはじめに、磁場に「傾き」をつけて画像をつくる方法を見つけたラウターバー博士と、それを速く実用的な方法に発展させたマンスフィールド博士に贈られました。体重の約3分の2は水。MRIは水の水素原子の小さな「方位磁針」の反応を読みとります。X線やCTとちがって電離放射線を使いません。しくみと得意なことを、やさしく解説します。

目次
  1. MRIとは
  2. しくみ:体の「水」を読む
  3. 2人の発見:磁場に「傾き」をつける
  4. MRIの得意なこと
  5. 被ばくがない、でも注意も
  6. つながる技術
  7. まとめ

プレ男腰が痛くて、病院で「MRIをとりましょう」って言われた。トンネルみたいな機械で、ガンガンうるさいやつだよね。あれ、何を見てるの?

メル美レントゲンとはちがうんだよね?

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回は MRI(磁気共鳴画像法)です。2003年ノーベル生理学・医学賞の公式発表をもとにまとめました。発表は2003年のものなので、数字などは当時のものです。

MRIとは

しくみ:体の「水」を読む

プレ男体の中の水の「方位磁針」を、磁石と電波でゆらして、その返事を聞いてるのか!

2人の発見:磁場に「傾き」をつける

MRIの得意なこと

2003年の発表では、MRI がとくに役立つ例として、

をあげています。

被ばくがない、でも注意も

MRIは、強い磁石と電波で、体の中の水の水素原子の反応を読みとって画像にする検査です。X線を使わないので被ばくがありません。体の中に金属や医療機器がある人は、検査の前に必ず伝えましょう。

つながる技術

プレ男腰が痛い原因が神経の圧迫かどうか、MRIでわかるのか。うるさいけど、がまんして受けてくる。

メル美体の中に金属が入っているかどうか、事前の問診でちゃんと伝えてね。

X線で体の輪切りをつくる CT のしくみは、【テクノロジー解説】CTってなに?へ。

まとめ


参考文献

  1. The Nobel Assembly at Karolinska Institutet. Press release: The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2003. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2003/press-release/ (閲覧日:2026年10月5日)
  2. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Physics 2000. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/physics/2000/press-release/ (閲覧日:2026年10月5日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。