ガジェット2026年10月5日

【テクノロジー解説】がんの「免疫チェックポイント療法」ってなに?免疫のブレーキ(PD-1など)を外して、自分の免疫にがんを攻撃させる。本庶佑博士らが2018年ノーベル生理学・医学賞

がんの治療は、手術・放射線・抗がん剤などに加えて、自分の免疫の力を使う「免疫チェックポイント療法」が大きな柱になりました。2018年のノーベル生理学・医学賞は、免疫の細胞(T細胞)にある「ブレーキ」のたんぱく質CTLA-4に注目したアリソン博士と、1992年にPD-1を発見した京都大学の本庶佑博士に贈られました。ブレーキを外す抗体で、進行したがんの一部で長く効果が続く例が出ています。一方で、免疫が働きすぎることによる副作用もあります。しくみをやさしく解説します。

目次
  1. 免疫には「アクセル」と「ブレーキ」がある
  2. アリソン博士:CTLA-4のブレーキを外す
  3. 本庶佑博士:PD-1という別のブレーキ
  4. いまの治療と、副作用
  5. 体の中の技術つながり
  6. まとめ

プレ男本庶佑先生がノーベル賞をとった「がんの免疫の薬」って、どういうしくみなの?

メル美「ブレーキを外す」って聞いたことがあるよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回は、がん治療を変えた免疫チェックポイント療法です。2018年ノーベル生理学・医学賞の公式発表をもとにまとめました。

免疫には「アクセル」と「ブレーキ」がある

ノーベル賞の発表によると、

プレ男ブレーキを外したら、免疫がもっとがんを攻撃できるのかな?

アリソン博士:CTLA-4のブレーキを外す

本庶佑博士:PD-1という別のブレーキ

いまの治療と、副作用

免疫チェックポイント療法は、T細胞のブレーキ(CTLA-4やPD-1)を外して、自分の免疫にがんを攻撃させる治療です。進行したがんの治療を変えた一方、免疫の働きすぎによる副作用もあります。

体の中の技術つながり

プレ男「アクセルを踏む」んじゃなくて「ブレーキを外す」っていう発想がすごいね。

メル美100年以上、免疫でがんを治そうとしてきた研究がつながったんだね。

抗体の薬のもとになった技術は、「モノクローナル抗体」ってなに?へ。

まとめ


参考文献

  1. The Nobel Assembly at Karolinska Institutet. Press release: The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2018. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2018/press-release/ (閲覧日:2026年10月5日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。